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プリーズ・プリーズ・ミー(1963年) Please please me シングルヒットした「ラブ・ミー・ドゥ」、「プリーズ・プリーズ・ミー」を収録。オープニングの「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」はノリノリの爽快なロックンロールです。 アレンジが古臭く、メロディーがイマイチの曲が多いです。オールディーズが好きな方には向いています。 2009年デジタルリマスター。 |
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ウィズ・ザ・ビートルズ(1963年) With the beatles 「オール・マイ・ラヴィング」、「ミスター・ポストマン」を収録。ノリのよいロックン・ロールのオンパレードです。 でもメロディーがイマイチの曲が多く、まだまだ成長途中の感じがします。 2009年デジタルリマスター。 |
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ハード・デイズ・ナイト(1964年) A hard days night 初期ビートルズの傑作。 ジョンとポールの歌い分けが見事なロック「ア・ハード・デイズ・ナイト」でテンションをあげ、ポールの至極のバラード「アンド・アイ・ラヴ・ハー」にうっとり。 前二作に比べ格段に曲のレベルがアップしています。特にジョンの曲はメロディー最高、ノリ最高です。ボーカルのハモリも見事。 2009年デジタルリマスター。 同名の映画のDVDも発売されています。 |
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ビートルズ・フォー・セール(1964年) Beatles for sale 最初の「ノー・リプライ」、「アイム・ア・ルーザー」、「ベイビーズ・イン・ブラック」の三曲を聴くと、彼らがノリノリのロック路線から脱しようとしていることがわかります。 大ヒット曲が収録されていないために、地味な印象を受けます。 2009年デジタルリマスター。 |
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HELP! 4人はアイドル(1965年) Help! TV番組「なんでも鑑定団」で御馴染みの「ヘルプ!」を収録。「悲しみはぶっとばせ」や「涙の乗車券」のような今までと違った陰りのある曲が収録されており、それ以前のアルバムから音が変化していることがわかります。 ポールの「イエスタデイ」は至極のバラード。 2009年デジタルリマスター。 同名の映画のDVDも発売されています。 |
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ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル Live at the Hollywood Bowl 1964年8月と1965年8月にハリウッド・ボウルで開催された3公演を編集した作品。 コンサートのオリジナル3トラックのテープを直接のソースにしてジャイルズ・マーティンとサム・オーケルがリミックス&リマスターを実施。 予想以上に音質がクリアで、熱気が伝わってきます。特にジョンの存在感は圧倒的です。 スタジオ録音曲ではあまり感じなかったポールのベース・ラインのユニークさに驚かされました。 |
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ラバーソウル(1965年) Rubber soul アイドル路線から完全に脱却した作品。 インド楽器とアコギをバックにジョンが静かに歌う「ノーウェジアン・ウッド」、3人のハモリが見事な「ひとりぼっちのあいつ」、ポールの胸キュン・ラブソング「ミッシェル」など名曲ぞろいです。 このアルバムがなかったら、多くのアイドルバンドのようにビートルズは短いブームとともに消え去っていたでしょう。 2009年デジタルリマスター。 |
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リボルバー(1966年) Revolver 実験的なサウンドを取り入れ、ロックの新たな可能性を追求し始めた作品。 テープの逆回転サウンドを取り入れた「タックス・マン」、弦楽器をバックにポールが歌う「エリナー・リグビー」、極めつけは、単調なリズム、ノイジーなサウンドをバックにジョンが歌う「トゥモロー・ネバー・ノウズ」。 懲りまくった曲がある一方で、ポールが歌うシンプルなアレンジの曲「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」、「グッド・デイ・サンシャイン」、「フォー・ノー・ワン」もいい味を出しています。 2009年デジタルリマスター。 |
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リボルバー スペシャル・エディション Revolver Special Edition 特に何周年記念でもなく、突如2022年に発売。オリジナルの4トラックのマスターテープを使用し、一緒くたになった楽器の音をデミックスという技術を使って分離し、ステレオ・ミックスを行ったもの。 5CDには、モノミックスを収録したCD、初期テイク+デモを収録した2CD、PaperbackとRainを収録したCDのセット。2CDは初期テイク+デモの選抜を1CDに収録。 |
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サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(1967年) Sgt. Pepper's lonely hearts club band 「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」という架空のバンドが演奏しているというスタイルをとった作品。 「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」を代表とする怪しげ度100%のジョンの曲と「ゲッティング・ベター」、「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」を代表とするノー天気度100%のポールの曲のコントラストが楽しめます。 2009年デジタルリマスター。 |
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サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド 50周年記念版 Sgt. Pepper's lonely hearts club band 「サージェント・ペパーズ」の50周年を記念したもの。 ジャイルズ・マーチンがマルチトラックテープに遡って現代風の音バランスにリミックスしたものです。 オープニングから迫力の違いを感じます。ポールがセンターでブイブイとベースをうならせながらシャウトし、左右でギターとコーラスが入る。立体感のあるミックスになっています。ドラムがはっきりとして曲の印象がえらくよくなった曲もあります。くわしくはこちら 2CDの2枚目には各曲の初期テイクを1つづつオリジナルの曲順に収録。StrawberryとPennyの初期テイクを複数収録。 スーパーデラックス版は4CD+DVD+Blu-rayがセット。CD2&3にはアウトテイク、CD4にはモノ音源、DVD/Blu-rayには5.1chやステレオのハイレゾ音源を収録。 |
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マジカル・ミステリー・ツアー(1967年) Magical mystery tour ポールの名曲バラード「フール・オン・ザ・ヒル」、センチメンタル・ポップ「ハロー・グッドバイ」、「ペニー・レイン」を収録。ジョンの「アイ・アム・ザ・ウォーラス」は怪しげ度200%です。 2009年デジタルリマスター。 同名の映画のDVDも発売されています。 |
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イエロー・サブマリン(1969年) Yellow submarine 同名のアニメ映画のサントラ盤。前半はビートルズの曲、後半は、ジョージ・マーティン指揮のオーケストラが収録されています。 ジョンが歌うハードロック「ヘイ・ブルドッグ」、ポールの明るいポップ「オール・トゥゲザー・ナウ」、ジョージの荘厳な「イッツ・オール・トゥー・マッチ」などバラエティーに富んでいます。 2009年デジタルリマスター。 なお、このアルバムの収録曲の他、映画に使われた全曲を現代風にリミックスした「イエロー・サブマリン・ソングトラック」では、高音質で鮮烈なサウンドに生まれ変わっています。どうせならそちらを買いましょう。 |
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ザ・ビートルズ(1968年) The beatles メンバーの心がバラバラになり始めた時期に作られた2枚組アルバム。ビートルズの作品というより、各個人のソロ作品を集めた感じです。 ポールが「バック・イン・ザ・USSR」、「オブラディ・オブラダ」などの傑作を提供する一方、ジョンは一般受けしそうにない実験的な曲を多く収録しています。 散漫なイメージですが、各人の個性が前面にでており、とても楽しめます。 2009年デジタルリマスター。 |
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ザ・ビートルズ 50周年記念版 The Beatles 「ホワイト・アルバム」の50周年を記念したもの。 ジャイルズ・マーチンがマルチトラックテープに遡って現代風の音バランスにリミックスしたものです。 3CDの3枚目には1968年5月にイーシャーのジョージの家で収録されたデモを収録。和気あいあいとした雰囲気が感じ取れ、微笑ましさを感じます。 スーパーデラックス版は6CD+Blu-rayがセット。CD4〜6にはデモ曲、Blu-rayには5.1chやステレオのハイレゾ音源を収録。5.1chの立体感は聴く価値あり。 詳しくはこちら。 |
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レット・イット・ビー(1970年) Let it be 「昔に戻ってシンプルなバンドサウンドを目指そう」という気持ちでレコーディングが始まった作品。 ジョンとポールのハモリが美しい「トゥー・オブ・アス」、ポールの代表作「レット・イット・ビー」、「ロング・アンド・ワインディグ・ロード」を収録。 スペクターが無断で「ワインディング・ロード」にオーケストラを加えたことにポールが激怒したのは有名な話。 2009年デジタルリマスター。 |
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レット・イット・ビー・ネイキッド(2003年) Let it be...naked 上記の「レット・イット・ビー」の発売から30年。スペクターが付け加えたアレンジを除去し、本来、メンバーが狙っていた音楽を再現したもの。 現代風のサウンドにリミックスされ、音質もアップ。傑作度が増しました。 シンプルなこちらと、分厚いサウンドのスペクター盤のどちらが好きかは、意見が分かれるところです。 |
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レット・イット・ビー スペシャル・エディション Let It Be 「レット・イット・ビー」の50周年を記念したもの。 5CD+Blu-rayのCD1にはジャイルズ・マーチンとサム・オケルがオリジナルマスターからリミックスしたステレオ音源音源、CD2、3にはセッション時のアウトテイク、デモ、リハーサルを収録、CD4は1969年に作られたもののお蔵入りになったグリン・ジョンズがミックスしたLP「ゲット・バック」を収録、CD5にはEPとして発売された「レット・イット・ビー」を収録、Blu-rayにはドルビーアトモス、5.1ch、ハイレゾステレオを収録。 2CDの2枚目には上記CD2、3からの選抜音源を収録しています。 リミックス盤は、フィル版よりもボーカルが前に出ているし、ストリングがきれいに聴こえ、艶を感じてこれまでのざらついたサウンドと全く異なります。アウトテイクやデモでは、メンバーが楽しそうに演奏している場面が想像でき、ほっこりとした気持ちになります。 しかし、グリン・ジョンズの「ゲット・バック」は演奏が荒く、グダグダした曲もあり、魅力ゼロ。「当時これの発売をメンバーが却下したのは当然」と納得できます。 |
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Get Back Get Back ゲット・バック・セッションを収録した1話2時間以上のドキュメンタリーを3話収録したもの。 1話目はトゥイッケナム・スタジオでのセッションを収録し、ジョージの一時脱退までを描き、2話目はジョージが復帰してからアップル・スタジオに引っ越ししてレコーディング継続を描き、3話目はルーフトップ・コンサート当日までを収録しています。ルーフトップ・コンサートがフル収録されているのは歴史的大事件です。 時折、意見の食い違いはあるものの、よりよい曲を作るという共通目的に向かって意見を出しあっている感じが強かったです。笑顔で楽しそうに語り合っているし、殺伐という感じはゼロで、以前の映画「レット・イット・ビー」とは雰囲気がまるで違います。 これまで私が習ってきたゲット・バック・セッションの定説を覆す内容でした(詳しくは私のブログをご覧ください)。 |
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アビー・ロード(1969年) Abbey road 解散を決意し、「最後に歴史に残る傑作を作ろう」という意気込みで作った作品。 ジョージは「サムシング」、「ヒア・カムズ・サン」という至極のバラードを提供。後半のメドレー形式の曲ではポールが大活躍。「ゴールデン・スランバー」、「キャリー・ザット・ウエイト」、「ジ・エンド」の流れに涙しない人がいるでしょうか? 2009年デジタルリマスター。 |
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アビー・ロード 50周年記念版 Abbey Road 「アビー・ロード」の50周年を記念したもの。 ジャイルズ・マーチンとサム・オケルがリミックスした音源を収録。 2CDの2枚目には各曲の初期テイクやデモを1つづつオリジナルの曲順に収録。 スーパーデラックス版は3CD+Blu-rayがセット。CD2&3には初期テイクやデモ、Blu-rayには5.1ch、ステレオのハイレゾ音源、ドルビーアトモスを収録。 |
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ザ・ビートルズ・ボックス The Beatles 上記の2009年リマスターCD+パスタ・マスターズに、各CDにエキストラで収録されたミニドキュメンタリーを1枚まとめたDVDを入れたボックスセット。 |
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ザ・ビートルズ USB The beatles USB 全アルバムのハイレゾ音源(44.1kHz/24bit)を収録したもの。CDとは異次元の生々しいサウンドが聴けます。 |
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ザ・ビートルズ・モノ・ボックス The Beatles in mono 「プリーズ・プリーズ・ミー」〜「ザ・ビートルズ」の2009年リマスター・モノラル盤に「モノ・マスターズ(アルバム未収録のモノ音源集。モノアルバムが発売されなかったイエローサブマリンのモノ音源も収録)」をセットしたボックスセット。 ビートルズはモノラル音源に力を注いでいたので、こちらが「真のビートルズ・サウンド」だと考えてもよいと思います。 全アルバムとも当時のジャケットを完全再現した紙ジャケットです。 もともとステレオ盤しか作られなかった「アビーロード」、「レット・イット・ビー」は入っていません。 全世界分を日本で作ったので、アルバムの仕上がりは日本盤も輸入盤も同じです(日本語解説があるかないかの違い)。 |