C

White Music

パンク、レゲエ、ポップ、ファンクといういろいろなスタイルをごちゃまぜにして、勢いで押し切るアルバム。

ぐいぐいと突っ込んでくる疾走感が爽快です。

アンディ・パトリッジの鋭いカッティング・ギターとバリー・アンドリューズのピロピロっとした軽い感じのオルガンプレイのコントラストが面白いです。

同じようなアレンジの曲が続くので、後半飽きてくるのが残念。

C

Go 2

前作で見られた勢いで突っ走る曲に加え、怪しげな雰囲気が漂う曲が加わり、前作より曲にバラエティを感じます。

アンディのギターとバリーの軽めの不可思議キーボードは前作同様にユニークな感じを醸し出しています。

バリーはけっこう曲を書いたものの、アンディからダメ出しを食らい結局2曲のみしか収録されず。彼はアンディ以外のメンバーを連れ出して自分がバンドを仕切ることを画策するものの撃沈。結局、アメリカ・ツアー終了後に脱退します。


(Blu-ray+CD)


(DVD audio+CD)

A

Drums and Wires

オーディションの結果、バリーの後任にギタリスト兼キーボードとしてデイヴ・グレゴリーが加入(バリーの二の舞を避けるために作曲に意欲がないことが選定基準だったそうです)。

プロデューサーにスティーヴ・リリーホワイト、エンジニアにヒュー・パジャムを迎えて製作されました。リズムセクションにこだわりがある2人だけにドラムとベースを強調したサウンドづくりになっています。

バリーがいなくなったことでサウンドの変化が如実に出ていて、ツインギターでカチッと締まったサウンドになっています。

前作までの流れを組むアヴァンギャルドな曲とのちに主流となるポップ曲が絶妙のバランスで収録されていて、バラエティーに富んでいます。

Blu-ray/DVD audioにはスティーヴン・ウィルソンの手による5.1chサラウンドやハイレゾステレオ音源を収録。


(Blu-ray+CD)

A

Black Sea

前作に続いてスティーヴとヒューのコンビがプロデュースとエンジニアを担当。

何の迷いもない、イケイケどんどんのゴキゲンなポップサウンドになっています。

しかし、よく聴くとバッキングの演奏は、アイディア満載で多彩な音が入っていて、じっくりと聴きこんでいくうちに「そこまでやるか、おいおい」と思ってしまいます。

聴いていてとても楽しい気分になって、元気になります。

Blu-rayにはスティーヴン・ウィルソンの手による5.1chサラウンドやハイレゾステレオ音源を収録。

B

English Settlement

「音作りに貢献してたのってヒューだよな。スティーヴっている?」と思ったメンバーが、自分らとヒューでプロデュースしたアルバム。LPでは2枚組。

過去2作に比べて落ち着いた印象がある曲が多いです。最初聴いたときは「勢いはどうしたんだ!?」と物足りなさを感じましたが、じっくりと聴いていくと練りこまれたアレンジに曲の魅力を感じてきました。

シンセやアコギが目立つ曲が増えたことで、サウンドに深みを感じます。

アルバムリリース後のツアーの最中にアンディーがステージ恐怖症に陥り、アメリカツアーをキャンセルしたことで多額の負債を抱え込むことになりました。

C

Mummer

ライヴ活動を取りやめ、今後はスタジオのみでの活動をやっていくことを決意して作成されたアルバム。

ギターサウンドは影を潜め、おとなしめの地味な曲が連続します。

キラキラシンセのポップ、アコギ弾き語り風の曲、ストリグスを取り入れた曲などこれまでにないサウンドで意外性はあります。ライヴで演奏する前提ではなくなったので、入れ込めるだけのアイディアでサウンドを詰め込んだ感じ。

疲れた時にヒーリングとして聴くにはちょうどよいです。

「スタジオでレコーディングするだけのバンドなんてつまらん」と思ったドラムのテリー・チェンバースがレコーディング途中で脱退。

C

The Big Express

ギターサウンドに回帰。XTCらしい明るさ、ポップさが戻りました。

アレンジはコテコテ。シンセの大胆な器用、女性コーラスあり、ヴィオラやバイオリンあり、ホーンセクションっぽいのもあり。

ラスト曲は実験的なアレンジでサイケ&プログレ風味があります。

翌年、彼らは変名バンドThe Dukes of Stratosphearを結成し、1960年代風のサイケデリック曲を収録したアルバム「25 O'Clock」をリリース。


(Blu-ray+CD)

B

Skylarking

「次も売れんかったら契約切るぞ。お前らが売れんのは、サウンドがイギリス風すぎるからや」とレコード会社に言われたことで、アメリカ人のプロデューサーを探した結果、トッド・ラングレンに頼むことに。しかし、レコーディング中にトッドのアンディと意見対立が勃発し、険悪な中でレコーディング。その緊張感がポジティブに作用したのか、トッドの腕前のお陰なのか、名作に仕上がっています。

季節、年月といった人生のサイクルをテーマにしたコンセプトアルバム。

「勢いのあるギターサウンド」は影を潜め、多彩な楽器で入念にアレンジされた極上なポップなサウンドが収録されています。とても聴きやすく、スーっと耳に入ってきます。

極上バラードBallet for a Rainy Dayから切れ目なく、ビートルズ風なストリングを大胆に導入した1000 Umbrellasに流れ込むところは絶品。


(Blu-ray+CD)

A

Oranges & Lemons

1987年にThe Dukes of Stratosphearのセカンドアルバム「Psonic Psunspot」を発売。

アメリカ市場でのヒットを狙って、アメリカ人プロデューサー、ポール・フォックスを頼り、ロサンゼルスでレコーディング。

前作で作りこみ過ぎて勢いに欠けた反動なのか、ギターバンドとしての勢いを取り戻して、明るさ&パワーに満ちた作品になっています。

ブラック・シーまでとは行かないものの、親しみやすさにひねくれさも加わっています。LPでは2枚で、ゴキゲンなサウンドをたんまりと味わうことができます。

のちにキング・クリムゾンに加入するパット・マステロットがドラムを叩いています。

Blu-ray/DVD audioにはスティーヴン・ウィルソンの手による5.1chサラウンドやハイレゾステレオ音源を収録。


(Blu-ray+CD)


(DVD audio+CD)

C

Nonsuch

メンバーが書き溜めた曲をレコード会社の担当者が気に入らず「もっといい曲を書けるだろ」と言われ続けて製作が遅れ、結局1991年に担当者交代でようやくゴーサインが出てレコーディング開始。

エルトン・ジョンのアルバムのプロデュースで著名なガス・ダッジョンをプロデューサーとして迎えたものの、出来をアンディもレコード会社が気に入らずにガスを解任。ジェネシスの「ウィ・キャント・ダンス」でよい仕事をやっていたニック・デイヴィスがミックスを仕上げました。

ホーンやストリングを導入し、カラフルなアレンジになっています。ゴキゲンなポップ、じっくりバラードが味わえる粒ぞろい曲をたんまりと収録しています。

全体的には落ち着いたサウンドで気楽に聴くことができるものの、刺激性にかける分、「これこそがXTCの特徴」という音にはなっていません。

Blu-ray/DVD audioにはスティーヴン・ウィルソンの手による5.1chサラウンドやハイレゾステレオ音源を収録。

?

Apple Venus Volume 1

?

Wasp Star (Apple Venus Volume 2)







Copyright shig-sak