フェンストン・ファイナンスの美術コンサルタント、アンナ・ペトレスクは、社長のブライス・フェンストンがイギリスの富豪ウェントワースに法外な貸付を行い、担保となっているゴッホの名作「耳を切った自画像」を強奪しようと目論んでいることを知る。

顧客を守る使命感に駆られた彼女は、フェンストンの命令に背き、ウェントワースに絵をコレクターに売却することを提案する。絵が他人の手に渡るのを阻止したいフェンストンは、絵を奪い取るために殺し屋のクランツにペトレスクを追跡させる。

一方、フェンストンが名画を巡る連続殺人に深く関与していると疑ったFBIの捜査官ディレイニーは、ペトレスクが彼の手先だと誤解し、追跡を始める。ペトレスクは追跡者の影に怯えながらも、ブダペストや東京に行き、絵の売買交渉に成功する。

その直後、フェンストンはロンドンで絵を奪い取るが、それはペトレスクが友人に描かせた偽物だった。怒りに震えた彼は、絵とペトレスクを亡きものにするために、クランツをウェントワースの邸宅に潜入させる。





●ペトレスクが辿った道

往路


帰路

A: ニューヨーク、B: トロント、C: アムステルダム、D: ロンドン、E: ブダペスト、F: 香港、G: 東京


●絵画

ヴァン・ゴッホ
「耳を切った自画像」

モネ
「ヴェトゥーユの柳」


●作品の舞台

ツインタワー

ホテル西洋銀座