ストーリー

1906年4月18日、二人の男が生まれた。ポーランドで私生児として生まれたヴワデク・コスキェヴィチ、そして、アメリカの銀行家の長男ウィリアム・ケイン。

ヴワデクは、ドイツやロシアの軍事侵攻で祖国を奪われ、シベリアの収容所に送られるが、脱走し、やがて移民としてアメリカに渡りつく。そこで、彼はアベル・ロスノフスキと名前を変え、新天地での生活を始める。一方のウィリアムは父親をタイタニック号の事故で、母親を病気で失うものの、父親のあとを継ぎ銀行家としての成功を目指す。

アベルはリッチモンド・ホテルのオーナー、リロイの目に留まり、副支配人にまで昇進する。しかし、アメリカを襲った大恐慌に巻き込まれ、リッチモンド・ホテルは破産し、リロイはアベルにホテルの全株を残し、自殺する。アベルはリッチモンド・ホテルへの融資を断ったケインに復讐心を抱く。

匿名の出資者により危機を脱したアベルはホテル・ビジネスで成功していく。一方のウィリアムも銀行ビジネスで成功を収め、アメリカ随一の大銀行の頭取になるが、アベルは彼を破滅させるためにウィリアムの銀行の株を買い集める。

その二人の確執の間で、アベルの娘、フロレンティナとウィリアムの息子、リチャードは恋に陥る。二人が親の反対を押し切り、駆け落ちしたことで、アベルとウィリアムの憎悪はさらに燃え上がる。

 

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目で見る情報

●アベルが辿った道

スウォーニム

ポーランド、ロシア、ドイツの大国の領土獲得競争にもてあそばれた悲劇の町、スウォーニム。

アベルの人生はここから始まります。

スウォーニムでロシア軍に拉致されたヴワデクは、シベリアの収容所まで青線の経路で送られました。そして、脱走後、I→Dの経路でモスクワまで行ったあと、赤線の経路でコンスタンチノープルにたどり着きました。

A: スウォーニム、B: ミンスク、C: スモレンスク、D: モスクワ、E: オムスク、
F: ノヴォシビルスク、G: クラスノヤルスク、H: イルクーツク、I: 201収容所(推定)
J: オデッサ、K: コンスタンチノープル

●タイタニック号

リチャード・ケインが乗船中、タイタニック号はアメリカ沖の北大西洋で氷山に衝突し、沈没しました。

タイタニック号についての詳細はこちら。

●名門大学

ハーバード大学

ウィリアム・ケインの母校です。アメリカ屈指の歴史を誇る名門大学です。

ラドクリフ・カレッジ

フロレンティナの母校です。ハーバード大の付属女子大として1879年に開校しました。1999年10月にハーバード大に合併しました。

写真はこちらのページから引用。

 

映画版

本作品は、映画化されました。昔、TVで放送されたのを見たのですが、残念ながら今は入手不能です。ケイン役のサム・ニールはその後「ジュラシック・パーク」にも出ました。

サム・ニール
ウィリアム・ケイン役
ピーター・ストラウス
アベル・ロスノフスキ役




 

Copyright Shigeru Sakamoto

Last update: 2013.05.02


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