アメリカ史上初の女性大統領に就任したフロレンティナ・ケインは銃砲所持規制法案を国会に提出することを表明する。その法案の成立に危機感を感じた銃器製造会社経営者やその会社のある州の上院議員は、法案の成立を阻止するために大統領の暗殺を計画する。

その計画を情報提供者から入手したFBIワシントン支局は、情報提供者が入院している病院へ捜査官を派遣するが、暗殺グループに情報が漏れ、提供者ともども、FBI支局長まで殺されてしまう。上院議員の誰かが暗殺グループの一員であることを知ったFBI長官は、ワシントン支局員のマーク・アンドリューズに、1週間後の犯行計画日までに全上院議員の行動を調べ、犯人の洗い出しを指示する。

アンドリューズは国会議事録などを閲覧し、上院議員の絞込みにあたるが、その中に情報提供者が殺された病院の医師エリザベス・デクスターの父親の名前があることを知る。彼はそのことを気にしつつも、エリザベスとの恋におちていく。

アンドリューズは懸命な捜査で、犯行計画日の朝までに疑惑の上院議員を二人にまで絞り込むが、その行動に気がついた暗殺犯行グループは彼の車を爆破する。偶然にもその車には乗っていなかったアンドリューズは一命をとりとめるが、FBI長官は犯行グループを騙しうちにするためにアンドリューズの死を偽装する。

FBIがどちらの上院議員が犯人かを断定できないまま、大統領はホワイトハウスを出発し、議事堂へと向かう。





●作品の舞台

ワシントンDCで展開される物語の舞台の写真です。

FBI本部

旧郵政省タワー
FBIワシントン支局がある。

議事堂(東正面)

ジョージタウン・イン(フロント)
大統領暗殺計画が協議される。

ホワイトハウス


●アメリカ大統領

フロレンティナ大統領の就任式に出席した元大統領です。( )は任期です。

カーター
(1977-1981年)

レーガン
(1981-1989年)