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shig-sakのオリジナル小説






農業政策のミスで食糧危機に陥ったソ連に対し、アメリカは軍縮交渉と引き換えに食糧支援を申し出る。ソ連書記長ルージンは、一部の政治局員の反対を押し切って、アメリカの申し出を受け入れ、軍縮交渉が始まる。

一方、ソ連に憎悪を抱くウクライナ人ドレークらは、KGB議長を暗殺することで、ソ連体制に衝撃を与えようと試みる。彼らはKGB議長の暗殺には成功したが、実行犯のミーシキンらは逃亡に失敗し、西ベルリンの収容所に収監される。
彼らが自由の身にならない限り、KGB議長の暗殺を証明できないと考えたドレークは、オランダ沖で石油タンカーをハイジャックし、西ベルリンに仲間の解放を迫る。

ルージン書記長は、KGB議長の暗殺が公知となれば自分の失脚は確実と考え、アメリカに対し、ミーシキンらを解放すれば軍縮交渉を打ち切ると通告する。アメリカ大統領は、ルージンが失脚すれば、ソ連の強硬派がヨーロッパに侵攻する恐れがあると考え、西ベルリンに対し、彼らの解放をやめるように申し出る。しかし、北海沿岸諸国は、ハイジャック犯がタンカーを爆発すれば、深刻な原油汚染に見舞われるため、解放を強く要求する。

この究極の選択を迫られる状況を打開するため、イギリス情報部マンローはアメリカ大統領、ソ連書記長に驚愕の解決策を提示する。



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フレイア号の航路



フレイア号ハイジャックとカースルタウン交渉

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:フレイア号投錨地点(推定)

ピンク帯
100万トンの原油が流出した場合の予想汚染範囲



アーガイル

イギリスの軽巡洋艦。

ニムロッド

フレイア号の上空で偵察。

ウエストランド・ウェッセクス

アーガイルの登載ヘリ。

カースルタウン・ハウス

アメリカとソ連の交渉の舞台。



ウクライナとミーシキンらのハイジャック

青色:キエフを出発後にハイジャック、ベルリンへ

赤色:ベルリンからテルアビブへ



ツポレフ134

ミーシキンらがハイジャックし、ベルリンへ。

ミグ23

ツポレフを迎撃するために出撃。

ドミニー

ミーシキンらを乗せ、イスラエルへ。



マンローの各国首脳との折衝



コンコルド

ロンドンからワシントンへ(地図中、赤線)

SR-71 ブラックバード

ワシントンからモスクワ、ベルリンへ(地図上、青線)

ミグ25

ブラックバード迎撃のために出撃。





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