石油価格の高騰と地球温暖化問題に見舞われたアメリカは、カナダ領北極圏で発見された天然ガス田から天然ガスを輸入できることになり、脱石油・石炭宣言を発する。しかし、その直後に北極圏の北西航路で発生した、アメリカ船によるカナダ沿岸警備隊巡視艇への追突事件とアメリカ戦艦によるカナダ研究所の破壊事件を受け、カナダ世論で反アメリカの機運が高まり、天然ガスの供給は危機を迎える。

一方、ジョージ・ワシントン大学で、ルテニウムというレアメタルを触媒にする人工光合成によって、二酸化炭素を無害な物質に転換できることが発見される。それが自社の収益に大打撃を与えることを恐れたミッチェル・ゴヤッティは研究所を爆破するが、後に人工光合成の独占によってさらに収益が見込めることに気づき、クレイ・ザックにカナダ領北極圏にあると思われるルテニウム鉱床を探させる。

人工光合成のことを知ったNUMAのピットは、ルテニウムがカナダ領北極圏で165年前に行方不明になったイギリス艦に積まれていた可能性に気づき、北西航路に向かう。



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●ブリティッシュ・コロンビア

A: キティマット
テラグリーンの施設がある。

B: ヘカテ海峡

C: ギル島



●北西航路

A: ランカスター海峡 アトランタ号がカナダ沿岸警備隊巡視艇に追突する。

B: ヴァイカウント・メルヴィル海峡 天然ガス田がある。

C: アイス調査研究所7の推定位置

赤線:北西航路



●ヴィクトリア海峡付近

A: ヴィクトリア海峡 エレボス号、テラー号が閉じ込められる。

B: ロイヤル地理学会諸島 エレボス号が漂着する。

赤線:エレボス号、テラー号の推定航路。



●アムンゼン湾近辺

A: ドルフィン・アンド・ユニオン海峡 ポーラードーン号が拿捕される。

B: クグルクツク ポーラードーン号が連行される。





ジョン・フランクリン

エレボス号

ルテニウムを乗せたまま北極海で難破する。

シコロスキー S-76

バレット首相がキティマットに乗りつける。

オーバーン・スピードスター(1932年)

ピットの車。

ヘッケラー&コッホHK416

キティマットにあるテラグリーンの施設の警備員が持つ。

CP-140 オーロラ

カナダ沿岸警備隊とアトランタ号衝突事件後にランカスター海峡を捜索する。

ムスタングサヴァイヴァルスーツ

アイス研究所員を救出する際に、ダールグレンが着る。

FFG-54フォード号

ザックの船が偽装し、アイス研究所に衝突する。

ホーカー750

ピットがエリオットレイクに乗りつける。

ガルフストリームG650

ザックがエリオットレイクに乗りつける。

CV-22オスプレイ

デルタフォースの救出部隊が利用。

ブラウンベス・マスケット銃

エレボス号にあった銃。

サンタフェ

ナールワール号の船員を救出する。

B-2スピリット

カナダ空軍基地を爆撃に向かう。



内海航路

ダークとサマーが二酸化酸素不法投棄事件に遭遇する。