Sanity & Gravity(1997年) ギャヴィン曰く「自分のテクニックをひけらかすようなドラムソロが入るものではなく、ドラムを使った実験的なアプローチをしたいと思った」そうで、インド楽器サーランギーやトランペットを取り入れた、軽快な無国籍なジャズっぽい世界が展開されています。彼のドラムさばきは「普通」で、ビビビッとくるプレイはないです。 元ジャパンのミック・カーンがベース、リチャード・バルビエリがキーボードを弾いています。 2002年にリチャードの声掛けでポーキュパイン・ツリーのテストを受け、一発合格。詳しくはこちら。 |
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Drop(2007年) エクステンデッド・レンジ・ベース奏者&ボーカリストの05Ricとのコラボ作品。 ギャヴィンの「いったい何故、ここで、そのように叩く」的なドラムに、05Ricが弾く重いベース音とディシプリン的な細かいギター的サウンドがからみ、それに05Ricのボーカルが被さる、クールさを感じる不思議な世界が展開されています。 最初のうちはギャヴィンの叩くリズムに心地よさを感じますが、同じような曲が延々と続くので次第に飽きてくるのが残念。 |
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Circles(2009年) 05Ricとのコラボ作品その2。 前作と同様のサウンドが展開されていますが、曲によってスタイルに変化を感じるので、前作よりは聴き飽きません。 |
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Man Who Sold Himself(2012年) 05Ricとのコラボ作品その3。 |
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チーティング・ザ・ポリグラフ(2015年) Cheating the Polygraph ビッグバンドのスター的なドラマーだったバディー・リッチを偲ぶコンサートのために、友人のベーシストのローレンス・コットルと一緒にポーキュパイン・ツリーのFutileをビッグバンド風にアレンジしてみたことをきっかけにできたアルバム。 ポーキュパイン・ツリーの曲をビッグ・バンド風にアレンジしなおして、ギャヴィンが複雑なドラムを叩いています。全面インストアルバム。 「PTのあの曲だよ」と言われても識別できないくらい原曲の影も形もないです。ホーンが絡み合って音数が多く、明るく元気なサウンドに仕上がっていて、けっこう楽しめます。 サラウンド音源を収録したDVDとのセットあり。 |
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ケミカル・リアクションズ(2020年) Chemical Reactions ベーシストのアントワーヌ・ファファールとのコラボ作品。 新たなコラボを求めている時、2016年にアントワーヌから招待されてフルオーケストラで2曲叩いたらおもしろかったので、クラシック的な音でのドラミングをもっと楽しみたいと思ったとのこと。 室内楽的ストリングスセクションが軽快だったり、スリリングだったり多彩な音を繰り広げる中、ギャヴィンの奇抜なドラミングやマリンバがからむところがプログレ&フュージョン的で面白いです。時おりキング・クリムゾンのLarks pt 2を感じさせる箇所があるのはナイス。 ラスト2曲はオーケストラと共演。 |
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パーペチュアル・ミューテイションズ(2024年) Perpetual Mutations アントワーヌとのコラボの第2弾。前作とは異なったアプローチをすることを目指したそうです。 ギャヴィンの複雑なドラムさばきをバックに、管楽器が自由奔放なメロを奏でるノリノリなオープニング曲から惹きこまれます。 続くチェロやアコギのソロを起用した、しっとり系曲もよい。曲によってリード楽器を変えていて、アルバム全体で変化に富んでいて楽しめます。 |