創世記(1969年) From genesis to revelation プログレ色は皆無で、曲調、アレンジともに古臭く、何ら目新しさを感じない短めの曲が収録されています。 バンドの意向に反して付け加えれたストリングが「原石のきらめき」をさらに殺しています。収録曲のデモ版がGenesis Archiveに収録されていますが、そちらの方がストリングがないだけ数倍よいです。 アルバムの版権がはっきりしていないのか、いろんなレーベルから再発されています。その都度、ジャケットが変わっています。 |
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侵入(1970年) Trespass プログレバンドとして覚醒したアルバム。ジャケットのイメージそのものに、メロトロンの音を中心とした静かで穏やかな曲が多いです。曲は適度に長く、「もやの立ち込めた森林」のような雰囲気を堪能できます。 ラストのKnifeは一変して、前に迫ってくるような攻撃的なリズムをフィーチャーしたスリリングな曲です。アルバム前半の静寂さと強いコントラストになっています。 初期の魅力となっている「怪奇性」はほとんど感じられません。 レコーディング終了後、ギターのアンソニー・フィリップスが体調不良のために脱退。また、ジョン・メイヒューのドラムに不満だったピーターたちが彼をクビにしました。 SACD+DVDバージョンでは5.1chサラウンド音源が収録されています(以下、同様)。 |
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怪奇骨董音楽箱(1971年) Nursery cryme オーディションの結果、ギターにスティーヴ・ハケット、ドラムにフィル・コリンズが参加。黄金時代の幕開けです。 イントロから「怪奇性」120%。 オープニング曲とラスト曲は長めの曲で、波のように激しさと静けさが押し寄せては引いていく展開が見事な曲です。 それらに挟まれた曲は、ほのぼの系あり、癒し系あり、奇妙奇天烈系ありと万華鏡のような多彩なイメージがします。 この怪しげな雰囲気は他のバンドでは決して描くことはできないでしょう。 2曲目はフィルがジェネシスで初めてリードボーカルとなったアコギ弾き語り曲。 |
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フォックストロット(1972年) Foxtrot オープニング曲は荘厳なメロトロン・サウンドとピーターのスリリングな歌い方にググッと引き込まれます。 後半はスティーヴが奏でるアコギ・ソロに続いて、20分大作の組曲で幕開け。美しくうっとりとする中間部分の12弦ギターのアルペジオ、後半に繰り広げられる変拍子ドラムとキーボードのバトルなど、ドラマチックな展開は聴き応え満点です。 SACD+DVDセットのDVDには、1972年3月20日にベルギーのTV番組Rock of the '70sのために収録されたスタジオライヴ(約30分)を収録。ピーターの仮装はなく、素顔で激しく歌うピーターの姿を見れます。フィルの手数の多さに圧倒されます。 |
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ライヴ Live 1973年2月24日のマンチェスター公演(1曲)と25日のレスター公演(4曲)の音源を収録。メンバーがレコードのサウンドを再現しようと一生懸命に演奏している姿が目に浮かびます。フィルのドラムがスタジオ版より手数が多くパワフルです。詳しくはこちら。 日本盤は2009年にリミックスされた音源を使用しています。リミックス前の音源を使っている輸入盤よりも音質がクリアで、ボーナストラックとして「幻惑のブロードウェイ」のライブの曲も収録されています(年代が違うので蛇足だが)。リミックス音源の輸入盤はボックスセットGenesis Live 1973-2007としてのみ発売。 |
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ライヴ・イン・UK 1973 Live in the UK 1973 King Biscuit Flower Hour 1973年2月25日のレスター公演を収録。ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーのために収録されたもの。「ライヴ」ではカットされたSupper'sも収録。 |
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月影の騎士(1973年) Selling England by the pound 怪奇性が薄れ、ロック調が強まった作品。これまでの作品ではほとんど聴けなかったキーボードやギターのソロパートが増え、メンバー個々の個性が見えています。 薄味な分だけ聴き易いですが、毒々しさがなく、またソロパートが長く間延びしてしまう箇所があるのが残念。 SACD+DVDバージョンのDVDには、ピーターの仮装が存分に楽しめる1973年10月30日にシェパートンで収録されたスタジオ・ライブの映像(約1時間)や1月10日にフランスのTV放送用に収録されたパリ公演の映像(約30分)も収録されています。一見の価値アリです。 Blu-rayオーディオにはハイレゾ2chと5.1chを収録。 |
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ライヴ 1972-1973 Live 1972-1973 1972年3月20日のベルギーのTV局でのスタジオ・ライヴと1973年1月10日のフランスのTV放送用のパリ公演を収録。この映像は「フォックストロット」と「月影」のSACD+DVDに収録されています。 |
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ライヴ・アット・シェパートン 1973 Live At Shepperton 1973 1973年10月30日のイギリス、サリー州でのスタジオ・ライヴを収録。ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーのために収録された音源を使用。 このライヴの映像は「月影」のSACD+DVDに収録されています。 |
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ロサンゼルス 1973 Los Angeles 1973 1973年12月18日のロサンゼルス公演を収録。地元のラジオ放送用に収録された音源を使用。 ボーナストラックとして、1972年3月2日のBBCラジオの番組用のライヴ音源を3曲収録。 |
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ライヴ・イン・モントリオール 1974 Live In Montreal 1974 1974年4月21日のカナダ、モントリオール公演を収録。地元のラジオ放送用に収録された音源を使用。 公式ライヴ音源に比べると演奏が雑に感じ、ミックスも繊細さがなく楽器のバランスがイマイチで、全体的に荒々しさを感じます。まあ、「ライヴならではの熱気」という表現もできるが。 |
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眩惑のブロードウェイ(1974年) The lamb lies down on Broadway 主人公ラエルがニューヨークで突如繭に包まれ、いろいろな旅を経ていくというストーリー(難解なのでよくわかりません・・・)に沿って展開されます。 一曲一曲は短めですが、ほとんど途切れなく音が繋がり、組曲を聴いているようです。ストーリー性を重視しているために制約があったのか、曲のスケールはこんじんまりとしたように感じます。 名作ですが、初心者には良さがわかりづらいです。 アルバムの製作中にピーターの妊娠中の妻が体調を崩したため、彼が一時不在にしたことに他のメンバーが反感を持ち、その軋轢が募りに募った結果、ツアー終了後にピーターが脱退。 SACD+DVDバージョンのDVDには、アルバム発売当時のライブで背景として映写されたスライドが収録されており、映像と音のシンクロを楽しめます。 |
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ライヴ・イン・ニューヨーク 1974 Live In New York 1974 1974年12月17日のニューヨーク公演を収録。 ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーでの放送用に収録されたものの、レコーディングのクオリティ面でお蔵入りしたもの。 |
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Genesis achieve 1967-1975 4枚組みボックスセット。うち2枚は「眩惑のブロードウェイ」の1975年1月24日のロサンゼルス公演の音源です。ボックスセットのためにマルチトラックテープからミックスし、音質不良個所はピーターがボーカルを、スティーヴがギターをオーバーダビングしたので高音質で聴けます。 3枚目は、1973年10月のイギリス公演の音源を主体に収録。これもまた素晴らしい演奏を聴かせてくれます。 4枚目は「創世記」のデモ曲が中心ですが、オリジナル版と違いストリングが入っていないだけ鮮烈さがあります。断然こちらの方がよいです。 入門には向きませんが、ファンになったら購買必須。 |
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ライヴ・イン・ロサンゼルス 1975 Live In Los Angeles 1975 1975年1月24日のロサンゼルス公演を収録。ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーでの放送用に収録された音源を使用。 上記のボックスセットと元ネタは同じですが、ミックスが全く異なります。音はクリアで演奏のバランスはよし。一部ボーカルが聞き取りづらい箇所があるので、アーカイブ発売にあたり再録したことに納得がいきます。 |
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トリック・オブ・ザ・テイル(1976年) A trick of the tail ピーターの後任を探すためにオーディションを重ねたもののいい人材が見つからず、結局、フィルをボーカルにして再出発。 新しい出発に気合が入ったのか、それとも前作の制約から解放されたためか、スケールの大きなのびのびとした演奏が収録されています。 その一方で、バラード調の曲はひたすら美しく、激しさと静けさのコントラストが見事。 SACD+DVDのDVDには、1976年7月9日のイギリスのグラスゴー公演、7月10日のスタッフォードシェアー公演を収録したライヴ映像In Concertを収録。ドラムはビル・ブルフォードが叩いています。 |
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ライヴ・イン・ピッツバーグ 1976 Live In Pittsburgh '76 1976年4月13日のアメリカ、ピッツバーグ公演を収録。ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーでの放送用に収録された音源を使用。 ドラムはビル・ブルフォード。 |
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ライヴ・イン・ロンドン1976 キング・ビスケット・フラワー・アワー Live In London 1976 King Biscuit Flower Hour 1976年6月10日のロンドン公演を収録。ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーでの放送用に収録された音源を使用。 セトリ16曲中8曲のみ収録。 ドラムはビル・ブルフォード。 |
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ライヴ・イン・ロンドン1976 Live In London 1976 1976年6月10日のロンドン公演を収録。BBCラジオ放送用に収録された音源を使用。 ドラムはビル・ブルフォード。 |
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静寂の嵐(1976年) Wind & wuthering フィルがボーカルに慣れてきたのか、声に力強さが加わりました。演奏の音数が増し、分厚いサウンドになっています。 聴きどころは、組曲風に繋がったラストの3曲。スティーヴのこれまでにないヘビーなギターを聴くことができます。スケールの大きさは開放感に溢れています。 前作にあった「ひらすら美しいバラード曲」がないのが残念ですが、完成度の高いアルバムです。 SACD+DVDバージョンのDVDには、1977年にアメリカや日本でテレビ放送されて、後に海賊盤として出回っていたライブ映像が収録されています。 |
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ライヴ・イン・シカゴ 1977 Live In Chicago 1977 1977年2月16日のシカゴ公演を収録。ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーでの放送用に収録された音源を使用。 |
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眩惑のスーパーライブ(1977年) Seconds out 1977年6月のパリ公演を主体に収録したもの。選曲よし、演奏よしのライブ音源です。Supper's readyのライブも聴くことができます。 ただ、フィルの声がボーカリストとしてはまだ未完成でパワーに欠けるのが難点。 日本盤は2009年にリマスターされた音源を使用。リマスター前の音源を使った輸入盤よりも音質がクリア&パワフルです。詳しくはこちら。リマスター音源の輸入盤はボックスセットGenesis Live 1973-2007としてのみ発売。 |
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そして3人が残った(1978年) And then there were three スティーヴがソロとして自由に活動するために脱退。これまでの叙情性を担ってきた彼が不在のため、ロック感が強まりました。 曲が短くなりましたが、曲調、音の分厚さはあいかわらずシンフォニックしています。曲のできは悪くはないのですが、「えっ、もう終わるの?」と中途半端な感じがする曲もあるのが残念。 曲の寄せ集めのような感じがして、アルバム全体としての完成度は前作までに比べて低いです。 |
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ネブワース・パーク・フェスティバル 1978 キング・ビスケット・フラワー・アワー Knebworth Park Festival 1978 King Biscuit Flower Hour 1978年6月24日にロンドン郊外で開催されたネブワースでのライヴを収録。ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーでの放送用に収録された音源を使用。 |
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ライヴ・イン・シカゴ 1978 Live In Chicago '78 1978年10月13日のアメリカ、シカゴ公演を収録。ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーでの放送用に収録された音源を使用。 |
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デューク(1980年) Duke フィルのボーカリストとしてのスタイルが完成の域に達した作品。 ポップな感じがする曲が増えましたが、組曲風に流れる前半、そして、ラストを閉めるインスト作品と、アルバムの構成はプログレさを保っています。また、音の分厚さも相変わらずです。 プログレッシブ・ハード・ポップの傑作と言ってよいかと思います。とっても聴きやすく、私は大好きです。 SACD+DVDセットのDVDには1980年5月6日のロンドン公演の映像(約40分)を収録。 |
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ライヴ・イン・ロンドン1980 Lyceum Ballroom, London 7th May 1980 1980年5月7日のロンドン公演を収録。BBCテレビ/ラジオ放送用に収録された音源を使用。 |
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アバカブ(1981年) Abacab ピーターのサードアルバムでエンジニアを担当したヒュー・パジャムの音作りに惚れ込んだフィルが、彼をプロデューサーに迎えたアルバム。プログレ色が一気に掻き消え、音が薄くなり、短めのポップ曲が中心になりました。 冒険的なサウンドを取り入れた曲もあり、おもしろい作品になっています。しかし、もはやプログレではないのでお薦めできません。 Dodo/Lurkerは往年のシンフォニックなサウンドですが、実験的な曲に挟まった状態で聴くと何故かわざとらしさを感じてしまいます。 |
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スリー・サイズ・ライブ(1982年) Three sides live 1980〜1981年のツアーの音源を収録。「デューク」「アバカブ」の曲を主体にしています。スタジオアルバムよりパワフルなプレイが聴けて、この時代のサウンドが好きな方は楽しめると思います。 「ピーター時代こそがジェネシスである」と言われる方向けにピーター時代の曲がメドレー形式で収録されていますが、物足りないのは言うまでもなし。 もともとアメリカ市場向けに作られたアルバムで、2枚組LPでは3面にライヴ音源、残り1面にスタジオ録音音源が収録されていました(タイトルはそのことを表現)。その後出たイギリス盤ではスタジオ音源はカットされ、代わりに1976〜1980年のライヴ音源を収録。のちのCDではイギリス盤の音源が使われています。 日本盤は2009年にリマスターされた音源を使用。リマスター音源の輸入盤はボックスセットGenesis Live 1973-2007としてのみ発売。 |
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スリー・サイズ・ライヴ Three sides live 1981年11月28、29日のニューヨーク公演を収録。 「デューク」と「アバカブ」からの曲がほとんど。 CDではTurn It on Againで始まりポップ感を強く感じもうちょい感があったのですが、映像はシンフォニック的なBehind the Lineでスタートし、組曲的なDuchess、Misuderstandingに流れるところはプログレさを感じて好感度アップ。続いて、Dodo/Lurkerに突入することもナイス。オリジナルアルバムではイマイチ感があったのですが、プログレ的な曲に続けて演奏されたことで感動が高まっていました。 ライヴ映像のところどころで、インタビューやドキュメンタリー映像が挿入されることが難点。 |
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ジェネシス(1983年) Genesis 前作にあった冒険さがなくなり、ポップさが増しました。かと言って、一般大衆に大受けするようなサウンドではなく、中途半端な感じがします。 いずれにせよプログレではありません。 |
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ライヴ・イン・フィラデルフィア 1983 Live In Philadelphia 1983 1983年11月27日のアメリカ、フィラデルフィア公演を収録。地元のラジオ放送用に収録された音源を使用。 |
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The Mama Tour 1984年2月25〜28日のイギリス、バーミンガム公演を収録。 「ジェネシス」収録曲が大半で、曲としては魅力に欠けます。しかし、カメラアングルがよく、「スリー・サイズ・ライヴ」のようなインタビュー映像はなく、コンサートに集中できて結構楽しめます。 Second Home by the Seaは、CDでは打ち込み感があってイマイチに思っていましたが、フィルの電子ドラムとチェスター・トンプソンの生ドラムのツイン体制になっていて、すごくパワフルで曲の魅力が格段にアップ。 フィルのMCが結構長めに収録されていて、彼のショーマンぶりがよくわかります。 DVDは2009年11月に発売されたボックスセットThe Genesis Movie Box 1981〜2007に入っているものの、いまだに単品発売されていません。 |
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インビジブル・タッチ(1986年) Invisible touch シングルカットされたタイトル曲が売れに売れ、その勢いで超大ヒットしたポップアルバム。一般大衆にはこのアルバムのせいで、ジェネシスはポップバンドだと思われてしまいました。 ポップアルバムと割り切って聴けば、とても完成度の高いアルバムです。 |
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ライヴ・イン・ニューヨーク 1986 New York 1986 1986年9月30日のニューヨーク公演を収録。地元のラジオ放送用に収録された音源を使用。 |
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ライヴ・アット・ウエンブリー・スタジアム Live at Wembley stadium 1987年7月2〜4日のロンドン公演を収録。 Invisibe Touchの超大ヒットの影響で、ウエンブリーに集まった客の多さに圧倒されます。客の熱気、バンドの熱気ムンムン。 ジェネシスとインビジブル・タッチの収録曲からプログレ風味のある曲が演奏されています。ダークな雰囲気たっぷりのMamaから幕開けするのは「俺たちは単なるポップバンドじゃないぜ」と新規ファンにアピールしているような気がします。 CDでは打ち込み感が強く、ライヴ向きではないと感じていたThe Brazilianがフィルが叩く電子ドラムとチェスターの生ドラムで演奏され意外感がありました(これが結構よい)。 二人のパワフルなツインドラムソロと、それに続くLos Endosには心底痺れます。 土砂降りのようにステージ上から降り注ぐバリライトも見事。コンサート映像としては最高レベルです。3人ジェネシスを許容できる方は必見。 |
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ウィ・キャント・ダンス(1991年) We can't dance ポップさが抜け、しっとりとした作品や長めの曲が復活しましたが、音(特にキーボード)に抑揚がなく単調のため、聴き飽きてくるのが難点。 |
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ザ・ウェイ・ウィ・ウォーク(1992年) The way we walk 「ウィ・キャント・ダンス」リリース後の1992年のヨーロッパ・ツアーの音源を主体に収録。貫禄たっぷりの余裕を感じさせる演奏が収録されています。 輸入盤は、Vol.1(短めの曲を収録)、Vol.2(長めの曲を収録)に分かれています。2009年にボックスセットGenesis Live 1973-2007が発売された際に曲順がもともとのセトリ順に並べ替えられました。日本盤は並び替えた盤になっています。 |
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8H! 超スーパー・ベスト・ライヴ The way we walk - Live in concert 1992年11月8日のロンドン公演を収録。「ウィ・キャント・ダンス」からの曲を中心に、ポップ化ジェネシスの曲が収録されています。オールドファンのために、プログレ時代の曲もメドレーで演奏しています。美味しいパートの凝縮で、意外と見どころ満載。 チェスターの手数の多いドラムがさばきがカッコよく、それにフィルが加わるダブルドラム状態は見ごたえあり。 ポップなジェネシスのファンの方はどうぞ。 日本語タイトルには「8時間!」と書かれていますが、ライブとしては2時間弱です。マルチアングル映像の時間を合計したら8時間なっただけです。 |
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ライヴ・イン・ロンドン 1992 Royal Albert Hall, London 16th November 1992 1992年11月16日のロンドン公演を収録。BBCテレビ/ラジオ放送用に収録された音源を使用。 |
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アーカイブ1976-1992 Genesis achieve 1976-1992 CD3枚組。 1枚目にはアルバム未収録のシングルB面曲、EP収録曲、アメリカ盤「スリー・サイド・ライヴ」に収録のスタジオ曲などを収載。2枚目は1976〜1992年のコンサートからの選抜音源を収載。3枚目にはリミックス音源、シングルB面曲などを収載。 1枚目の収録曲が思ったよりよくて聴きごたえがあります。特にスティーヴ時代のInside and Outは展開が激しいプログレ曲。必聴。 |
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コーリング・オール・ステーションズ(1997年) Calling all stations フィルがソロに専念するために脱退し、若者ボーカリストのレイ・ウィルソンが加入した作品。 ロック・アルバムとしては、そこそこの出来だと思いますが、それと言ってサウンドに特徴がなく、あえて聴くまでもないと思います。 |
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BBCブロードキャスツ BBC Broadcasts 1970年から1998年までにレコーディングしてBBCで放送されたライヴ音源を収録した5CDセット。トニー・バンクスとニック・デイヴィス(以前のサラウンド化を手掛けたエンジニア)が関与して音源を選んだそうです。 既発表の音源もあり。詳しくは私のブログをご覧ください。 |
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ライヴ・オーヴァー・ヨーロッパ 2007 Live Over Europe 2007 2007年に突如フィルが復活して行ったヨーロッパ公演を収録。 オープニングのBehind the Lineを皮切りに、プログレ系の名曲が次々に演奏されていきます。 フィルが歳のためにキーを下げているものの声は元気たっぷりで、インストパートではチェスター・トンプソンとのツインドラムも炸裂。 まだまだプログレのジェネシスは死んではいなかったことを高らかに宣言した作品です。 |
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ホエン・イン・ローマ When in Rome 2007 2007年7月14日のローマ公演を収録。 サウンドの素晴らしさは前述のとおり。 冒頭でバックスクリーンに多数のテレビ画面が表示されて動いていくシーンから釘付けられます。クジラ的(形も似ている)にでかいスクリーンに映し出される画像、それを取り囲むバリライトが放つ光線。視覚面の豪華さをに圧倒されます。 |
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Live 1973-2007 ライヴ、セカンズ・アウト、スリー・サイズ・ライヴ、ザ・ウェイ・ウィ・ウォークをセットにしたボックス。ライヴ、セカンズ・アウトでは、サラウンド音源を収録したDVDもついています。 ボーナスとして、1973年10月20日のロンドン公演を収録したCD(抜粋)とDVD(フル収録)もついてきます。これが凄い。「月影」ほぼ全曲+Musical Box、Watcher、Suppersを演奏。聴き逃してはならぬ。 |
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Movie Box 1981-2007 スリー・サイズ・ライヴ、The Mama Tour、ライヴ・アット・ウエンブリー・スタジアム、8H! 超スーパー・ベスト・ライヴのDVDをセットにしたもの。The Mama Tourはばら売りされていないので、見たいならこのボックスを買うしかないです。 ジェネシスの歴史をまとめたドキュメンタリー収録のDVDも入っています。 |
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