Tony Banks


(CD+DVD)


(CD+DVD)

A Curious Feeling

ジェネシスの「そして、3人が残った」発売後の休暇時間を使ってレコーディング。

4人時代ジェネシスのサウンドの流れをくむシンフォニックで叙情感たっぷりのプログレ曲が収録されています。

トニーがキーボード&ベース&ギターを演奏し、チェスター・トンプソンがドラムを叩き、キム・ベーコンが歌うというシンプルな構成。

キーボードやエレピの音が何層にも重ねられてサウンドに厚みを感じます。スリルさやハードさはありません。もっとドラマチックな展開が欲しかった。

DVDには5.1ch音源とハイレゾ2ch音源を収録。

The Wicked Lady(1983年)

1983年公開の映画The Wicked Ladyのサントラ盤。

前半はトニーの曲をオーケストラが演奏。後半はトニーが一人でキーボードを演奏しています。

オケの方はダイナミズムがあるものの、トニーの演奏はキーボードの透明感が心地よい一方で音に抑揚がなく単調に感じるのが残念。


(CD+DVD)

The Fugitive

ジェネシスの「ジェネシス」のレコーディングに取り掛かる前に制作。

ジェネシスの脱プログレ化に呼応したのか、ファーストソロのプログレさは消え去り、ゆるーいポップ曲の連続で、さらに歌っているのはトニー本人で全く心に響きません。

トニーを神と崇める域に到達してから買わないと大損した気持ちになります。

DVDには5.1ch音源とハイレゾ2ch音源を収録。

Soundtracks

1986年公開の映画クイックシルバーと1984年公開の映画Starship(Lorca and the Outlaws)のサントラとして使われた曲を収録。

1曲目はマリリオンのフィッシュが歌うポップな曲。彼はのちにスティルでも2曲歌うことになります。トニーはピーター的な歌い方をする彼が好きなのかな?

中盤にはトーヤ・ウィルコックスが歌う曲を収録。ボーカル曲は3曲のみ。残りはシンセをピョコピョコ鳴らしたり、シンフォニックに鳴らしたり。特に盛り上がることもなく、さらっと終了。

Bankstatement

男性ボーカリストのアリステア・ゴードンと女性ボーカリストのジェイニー・クリメックの3人で結成したユニットとしての作品。元ゴングのスティーヴ・ヒレッジがプロデュースとギターを担当しています。

プログレさは皆無。良質なポップ&ロック曲が収録されています。

アリステアの渋みを感じる声とジェイニーの憂いがある深い声がとてもよいです。曲がよく、さらに曲の雰囲気に合わせて男女ボーカルを使い分けたり、ハモらせたりととても聴きやすい作品です。

Still

ニック・カーショウやフィッシュらをゲストボーカルに迎えた作品。

軽快なポップ曲、フィッシュが歌うダークでプログレ風な曲、ジェネシスのMad Man Moonを連想させるピアノソロパートがある曲などバラエティーに富んでいて、ポップ&ロック作品として楽しめます。

Strictly Inc.

ワン・チャンのボーカリスト、ジャック・ヒューズとのユニットとしての作品。

前作、前々作からの流れを汲むポップ&メロウな曲が収録されています。ジャックの声質がよく、心地よく聴けます。

ラストは17分曲で、後半に向けてじわじわっと盛り上がってくる憂いのあるシンフォニック系プログレ曲。聴き応え満点です。

Banks Vaults

上記の7アルバムのリマスター盤と、シングル発売された曲のビデオクリップを収録したDVDのセット。

アルバムを単品で買っていくより安いので、これからトニー道を究めたい方はどうぞ。

Seven(A Suite for Orchestra)

7部構成の組曲をロンドン・フィルハーモニック・オーケストラが演奏しています。トニーは3曲ピアノで参加しています。

Six(Pieces for Orchestra)

クラシック・アルバム第二弾。プラハ市フィルハーモニック・オーケストラが演奏しています。

A Chord Too Far

全ソロアルバムから曲を厳選してCD4枚に収めたもの。

5

クラシック・アルバム第3弾。チェコ・フィルハーモニック・オーケストラが演奏しています。



Mike Rutherford

Smallcreep's Day

工場で働く主人公のある一日を描いたコンセプト・アルバム。

24分の組曲と短めの5曲で構成されています。

ジェネシスのオリジナル・メンバーだったアンソニー・フィリップスが奏でるふんわかとした幻想的なキーボードとサイモン・フィリップスが叩くパワフル&さりげない変拍子ドラムをバックにハイトーンのボーカルがからみながら物語が展開していきます。

派手さはなく、じっくりと叙情感にひたれる作品です。

Acting Very Strange

プログレさが皆無の荒削りのロック&ポップ曲を収録。

よせばいいのに「ソロ作品って自分が歌ってなんぼじゃないの?」という考えでマイク自身が歌っています。ガラガラ声で、お世辞にもうまいとは言えません。

ジェネシスの熱狂的な信者で「何があっても許すことができる」という域に達してから買いましょう。


(Gold CD)

Mike + The Mechanics

ポール・キャラックとポール・ヤングという2名のボーカリストを擁して結成された新バンドのファースト・アルバム。

キーボード主体の明るいポップなサウンドが展開されています。プログレさはないです。ダブル・ポールの声が素晴らしいです。

若干シンフォニックでダークさのあるA Call to Armsはもともとジェネシスのアルバム用として作られたもののトニーとフィルのお気に召さずボツとなったもの。

シンセドラムの音が軽くて単調。全体的にアレンジにメリハリが少なく、あっさりとしています。もうちょっと派手さがあったら傑作度が上がったと思います。

23金を反射層に使ったgold CDもあります。


(2CD)

Living Years

前作に比べてシンセのシンフォニックさが増し、華麗&ドラマチックになりました。シングルヒットした、ヤングが歌うNobody Perfectとキャラックが歌うLiving Yearsのみならず魅力的な曲が目白押し。

スピーディーなロック曲がいいアクセントになって、アルバム全体にメリハリがついています。ラストは荘厳な曲で終わり聴き終えた時の満足感は高いです。

ダークな香りも若干して、シンフォニック・ポップとして傑作度が高いです。

CD2枚組のボーナスCDには、合唱団がサビで歌う荘厳なLiving Yearsとライヴ音源を収録。

Word of Mouth

耳に心地よいポップな曲が収録されていてそれなりに楽しめますが、「リヴィング・イヤーズ」にあったロックな曲がないので聴き終えた際に物足りなさが残ります。

2曲目のタイトル曲は、ビールのCMに使われたそうで、スタジアムでの演奏風のアレンジとヤングの声が心地よいです。

Beggar On A Beach Of Gold

憂いやダークさを感じる曲が多く、プログレ的な雰囲気があって耳にしっくりきます。

The Ghost of Sex and Youはジェネシス風味たっぷりの怪しげさのある曲でフィル・コリンズに歌わせてもいい感じ。You've Really Got a Hold on Meのカバーでは、ダブル・ポールのハモリが心地よいです。

Mike + The Mechanics

前作のレコーディング前後でキーボーディストとドラマーが脱退し、正式メンバーはマイクとダブル・ポールの3人になりました。

全面ポップな作品で、あまり深みを感じません。

延々と同じような感じの曲を聴かされている感じがして、途中で飽きてきます。

Rewired

ポール・ヤングが2000年に心臓発作で死去してしまい、とうとうマイクとキャラックのデュオになってしまいました。

The Road

Let Me Fly(2017年)



Phil Collins

Face Value

妻との離婚を題材にしたアルバム。そのためかダークな雰囲気を感じる曲があります。

アース・ウインド&ファイアのフェニックス・ホーンズが華やかさを添えた曲があり、バラエティに富んでいます。

ポップ主体の中にもプログレさの片鱗が感じられます。

ピーター・ガブリエルのIIIのレコーディングで出会ったエンジニア、ヒュー・パジャムの音作りに惚れ、彼を共同プロデューサーに迎えています。

2016年リマスター盤にはライヴ音源を収録したボーナスCDつき。

Hello, I Must Be Going!

シュープリームスのカバーで大ヒットしたYou Can't Hurry Loveを筆頭にポップな曲を多数収録。

フェニックス・ホーンズをフィーチャーした曲が冴えています。

とは言え、オープニングの曲はダークな香りがして「プログレを完全に無視したわけじゃないぜ」というフィルの意地を感じます。

ダークな曲から超ポップなYou Can't Hurry Loveへの流れはコントラストがくっきりとして痛快です。

2016年リマスター盤にはライヴ音源を収録したボーナスCDつき。

No Jacket Required

フェニックス・ホーンズ炸裂のファンキーなSussudio、しんみりバラードのOne More Night、イケイケロックなDon't Lose My Numberという大ヒット連発を生み出したアルバム。

これを持ってフィルはポップス界の大御所になりました。

アップテンポな曲を中心に、お口直しのバラードを入れるという構成で全体を通して勢いを感じます。ポップアルバムとしては星5クラス。

2016年リマスター盤にはライヴ音源を収録したボーナスCDつき。

...But Seriously

前作を勢いをかって、これまた良質のポップな曲を収録。

バラードの比率が若干増えて動と静のコントラストが心地よいです。Another Day In Paradiseにはしんみりと来ます。

8分超えのColoursは、しんみりとバラードで始まりますが、中盤から勢いのあるロック曲に変化し、「まだプログレを忘れたわけじゃないぜ」と感じさせます。

2016年リマスター盤にはライヴ音源を収録したボーナスCDつき。

Serious Hits Live!

1990年のシリアスリー・ライヴ・ワールド・ツアーから厳選された音源を収録。

ジェネシスのライヴでの盟友、チェスター・トンプソンをドラム、ダリル・スチューマーをギターに招き、息の合った演奏を披露。さらにフェニックス・ホーンズが華を添えています。

ベスト盤と呼べる選曲で、ポップ大御所としての絶頂期のライヴが収録されています。プログレとしては星2だけど、ポップ作としては星4。

Both Sides

長年の盟友だったヒュー・パジャムと別れ、自分一人で全ての楽器を演奏して作成されたアルバム。

肩の力を抜いた落ち着きのある曲がほとんど。暗さや感傷的なものもあります。政治問題に関心があったり、二度目の離婚を迎えたことがサウンドに影響しています。

前作までの派手さを期待すると肩透かしをくらいます。同じような曲が延々と続き、もうちょっとメリハリをつけて欲しかったです。

2016年リマスター盤にはライヴ音源を収録したボーナスCDつき。

Dance into the Light

ジェネシスから脱退した後の初アルバム。ヒューを再びプロデューサーに迎え、心機一転といった感じで彼らしい派手さが戻りました。

それなりの質の曲は入っていますが、「まだ同じようなことやっているの?」感があり、そんなに楽しめないです。

2016年リマスター盤にはライヴ音源を収録したボーナスCDつき。

A Hot Night in Paris

20名のビッグバンドと一緒の演奏を収録したもの。

フィルのソロ作品のみならず、ジェネシス曲も演奏。「あの曲があんな風にアレンジされたんだ」という面白さはあるものの、ビッグバンドが好きな人以外は一回聴けは十分。

Testify

無理して売れ線を狙うのではなく、等身大な自分を描いた感じの作品。リラックスさを感じます。

派手さはないものの、曲のアレンジはバラエティがあって結構こっていて楽しめます。

2016年リマスター盤にはライヴ音源やデモ音源を収録したボーナスCDつき。

Going Back

フィルが少年時代に好んで聞いたモータウン・サウンドのカバー曲を収録。

2016年リマスター盤にはライヴ音源を収録したボーナスCDつき。





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