A

The kick inside

Pink FloydのDavid Gilmourに発見されてデビューを果たした作品。小悪魔的な怪しさが前面に漂っています。ゆったりとしたスケールの大きな曲から、キュートなポップまで、粒ぞろいのカラフルな作品が収録されています。

まだ3作目以降にみられる奇抜さはありませんが、とても楽しめる作品です。

なお輸入盤(US盤)のジャケットは、日本盤(=イギリス盤)と異なります。彼女の美貌で売ろうとしたのだと思います。

B

Lionheart

前作の少女らしさが薄まり大人の雰囲気が漂っています。透明感溢れる美しい曲が並んでいます。

ヒーリング・ミュージックとしてはよいですが、おもしろさという面では今一歩です。

S

Never for ever

Peter Gabrielのレコーディングに参加したことで、「音楽には制約がない」ことに目覚め、自由奔放さが表に出た作品です。しっとりとした雰囲気の作品からバイオリンをフィーチャーしたロックまで多様多彩な曲が収録されています。

曲の出来、アルバムの流れと言い、申し分なく、彼女の代表的傑作と言えます。

B

The dreaming

アフリカ的なリズムを前面に出した挑戦的な作品。これまでの華麗さと美しさを破棄し、荒々しさを感じます。アルバムの後半には、申し訳程度に従来の「うっとり系」の曲が入っていますが、それ以外の曲が強烈すぎて影が薄いです。

アルバムとしては面白さに満ち溢れていますが、刺激的過ぎて入門としては向きません。大ファンになってから聴きましょう。

A

The hounds of love

前半と後半で全くタイプの違う曲が収録されています。前半はロック色の強い曲が並んでおり、特筆すべきものはありません。

一方、後半は「うっとり系」の曲からスタートする組曲形式になっており、魔女的なサウンド、ヘビーなサウンドと目まぐるしく展開します。

最もプログレ色を感じる内容で彼女の本領発揮といった感じです。Kate Bush入門としても適しています。

D

The whole story

いわゆるベスト盤です。しかし、彼女の作品はアルバム単位でひとつの芸術作品なので、切り貼り作品は断じてお勧めできません。

C

The sensual world

ゲストミュージシャンを招き、音のバリエーションは増えたものの、アルバム全体としての流れがなく、散漫な印象がします。

おとなしめの曲が多く、前作までに比べおもしろさに欠けます。

C

The red shoes

一曲一曲はエネルギーに満ちており、曲の完成度は高いです。しかし、アルバム全体としての流れがなく、非常に聴きづらいです。曲順を入れ替えれば、傑作になったかもしれません。

B

Aerial

前作からなんと12年間のブランクの末の最新作(2枚組)です。

サウンドはおとなしく、激しさや派手さはありません。ヒーリングミュージックとしては聴きやすいですが、面白みには欠けます。

ケイトの魅力を知らない初心者にはお勧めできません。ケイトの信者向け。


(3CD)


(3CD)

C

Director's cut

センシュアル・ワールドとレッド・シューズの収録曲を、今の彼女の心境を反映して再アレンジ、再録音したもの。

「あっ、違うな…」と思う程度で、曲の印象がよくなるわけではないです。

本作、センシュアル・ワールド、レッド・シューズをセットにした3枚組もあり。

B

50 words for snow

ピアノの弾き語り調が主体の作品。派手さや華麗さはなく、一聴して「地味」です。

しかし、何回も繰り返し聴いているうちに、「隠し味」を聴きとれるようになれば、この作品のよさはわかるでしょう。

ケイトの信者向け。

B

Before the dawn

2014年8〜10月にロンドンで行ったコンサートの模様を収録したもの(3CD)。

CD2には「愛のかたち」のLPでB面をフルに使って収録されていたケイト史上最強の組曲The Ninth Waveを収録し、CD3には「エアリアル」に収録された組曲The Sky of Honeyを収録。

ラストのCloudbustingの観客の大合唱は感動モノです。

どの曲もオリジナルに比べて魅力がアップして想像以上の出来に仕上がっています。







Copyright shig-sak