ショウビズ (1999年) Showbiz よく言えばメランコリックとかっこよく表現できますが、曲調が暗くて、ボーカルの声がねっとりしていて私は好きじゃないです。 どんどんと気持ちが塞いできて、いつも途中で「まだ、曲あるの・・・」と思ってしまい、完聴できていません。 |
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オリジン・オブ・シンメトリー(2001年) Origin of Symmetry 歪んだベースが地響きレベルに鳴ってハードなギターとからみ合い、前作のように気持ちが塞いでいくという感じはないです。 でも、同じようなアレンジの曲が続き、後半に飽きてくる感じがします。 |
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アブソルーション(2003年) Absolution アルバムを通じて、強と弱、硬と軟のバランスがとれてグッと聴きやすくなりました。 キーボードの音がいい感じの味わいを出すバラード曲、アコースティックなほのぼの曲、コーラスワークが活きている曲があったりとバラエティさが出ています。 「おっ、この曲いい!」と次々に思っていくうちに時間が過ぎ去っていきます。 |
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ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ(2006年) Black Holes and Revelations オープニングは少なめの音で始まってどんどんと濃厚さが増していって、その頂点に達した時点で二曲目のポップさを感じる曲に入るところは絶妙。 ガツンとくるヘビーさとほっとするメロウさが同居。一曲一曲の完成度もさることながら、曲順もよく流れるように展開していきます。曲間が短く(ほとんどなくない)、あれよあれよという間に次々に曲が進んでいって心地よいです。 |
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ザ・レジスタンス(2009年) The Resistance ジョージ・オーウェルの小説「1984年」を題材にしたコンセプト・アルバム。 ライヴ受けしそうな合いの手や合唱パートがあったり、オーケストラを導入してアラビア風にやったり、ショパンのピアノ曲のフレーズを入れたりなど「やりたい放題」という感じ。聴いていて面白いです。その一方でヘビーさは薄れています。 ラストのオーケストラがぐぐっと盛り上がる組曲は、鉄拳のパラパラ漫画「振り子」で使われて多くの人を泣かせました。 アルバムのメイキング映像を収録したDVDとのセットもあります。 |
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ザ・セカンド・ロウ/熱力学第二法則(2012年) The 2nd Law スリリング&シンフォニックなプログレ、シンプルなポップ曲、デュラン・デュラン風のパワー&ダンサブルなど多彩な曲が収録されているものの、ヘビー&濃厚なミューズの影の形もありません。 気楽に聴けるアルバムですが、物足りなさを感じます。 アルバムのメイキング映像を収録したDVDとのセットもあります。 |
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ドローンズ(2015年) Drones 人間性を抑圧して操ろうとする体制側への抵抗を描いたコンセプトアルバム。 ヘビーなギター・サウンドが復活し、ぐいぐいと迫ってきてテンションがあがります。歌メロがよくて、とても聴きやすいです。 ラストはアコギ弾き語り風でしんみりと始まり、ヘビーなギターに移行して、ピークでピアノ弾き語り風になるというドラマチックな曲から、賛美歌風のコーラスで閉めるという感動の展開になります。 収録曲のライヴ映像を収録したDVDとのセットもあります。 |
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シミュレーション・セオリー(2018年) Simulation Theory エレクトロさが増強したアルバム。シンセのサウンドがグイグイっときます。 Pressureはハッとする展開があって、カッコよさにほれぼれします。 しかし、全体的にガツンと来る曲にかけ、さほど引きこまれません。 デラックス盤には5曲の別テイクを収録。 |
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ウィル・オブ・ザ・ピープル(2022年) Will of The People コロナ、戦争、自然災害などの現実問題を直視し、恐怖を乗り越えて次に来るものへの準備をせよと訴えているアルバム。 レコード会社から「グレーテストヒッツ集を作ってくれ」と言われたことで、「新曲でグレーテストヒッツ集を作ったる」と意気込んだそうで、これまでのミューズ・サウンドを凝縮して作られました。 「みんなで合唱だ!」風でお祭り状態のオープニング曲からパワーを感じ、グイグイと来るハード曲に突入。その後、メロウな曲を時おり挟んでハードな曲がガンガンと来る、まさに過去最強の構成になっています。 日本盤では、3曲のミュージックビデオを収録したDVDとのセットがあります。 |
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