B

The Soft Machine

デヴィッド・アレン、ケヴィン・エアーズ、ロバート・ワイアット、マイク・ラトリッジで結成し、レコード・デビュー前にライヴをこなしパリ公演を終えてイギリスに帰国しようと思ったら、デヴィド(オーストラリア人)がビザを超えたイギリス滞在をしていたことの罰で再入国できずそのまま脱退(デヴィッドはその後、ゴングを結成)。

ギタリスト不在のまま、3人でレコーディングを行いました。

マイクが弾く歪んだオルガンをバックにロバートが歌うサイケデリック・ポップが収録されています。

アルバム発売後、のちにポリスに参加するアンディー・サマーズを仲間に入れてツアーを実施するものの、ケヴィンの主張によりツアー途中でクビになり、そのケヴィンもツアー終了後に脱退。一時、バンドは解散状態になりました。

A

Volume Two

ベースにヒュー・ホッパーを迎えて再結成。

長尺の組曲2曲に、小作品2曲がはさまれるという構成。

前作ではラスト1曲にちょろっとしか登場しなかったピアノが、序盤から弾きまくられオルガンとあいまって音に厚みがでてきました。

ヒューと彼のいとこが奏でるサックスなどの管楽器も加わり、サウンドに色彩が加わりジャズさが増してきました。

ヒューが弾くアコギをバックにロバートが歌う曲もあります。

  

サイケさとジャズさのバランスがちょうどよく、ロバートの癒し系の声もよく、聴きやすいです。

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Third

前作で管楽器選任プレーヤーの必要性を感じたためにエルトン・ディーンを招きいれ、さらにゲストのホーン・ミュージシャンを迎えて本格的ジャズ・ロックへの道を進み始めました。

LP2枚組で片面に長尺1曲づつという構成。4曲中3曲はインスト。ロバートが歌う3曲目はかろうじて、サイケデリック・ポップの雰囲気を残しています。

1曲目は電子音のノイズ的サウンドから始まり、管楽器の合奏になだれ込みます。フリージャズが好きな方にはたまらないでしょうが慣れない私には「???」の世界です。

私はソフト・マシーンとピンク・フロイドが交流があったと聞いたので、関心を惹かれてこのアルバムを聴きましたが、サウンドの共通性がまったくないので戸惑いました。

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Fourth

ジャズ・ロック・バンドとしてスタイルを確立し、ボーカル曲はなくなりました。

一曲目から軽快なエレピをバックにエルトンがサックスを吹きまくり。ジャズ>>ロックという感じです。

アルバム発売後、バンドの方向性が変わっていくことに違和感を覚えたロバートが、マッチング・モールを結成するために脱退。

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Fifth

ロバートの後任にフィル・ハワードが加入するものの、フリージャズ化を嫌ったヒューとマイクとの意見対立の末にレコーディング途中で脱退し、ジャズロックバンドのニュークリアスのメンバー、ジョン・マーシャルが加入。

レコーディング後に、フリージャズ派のエルトンが対立に嫌気がさして自身のバンドを結成するために脱退。

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Six

LPでは2枚組で、1枚目はライヴ録音、2枚目はスタジオ録音。

管楽器の後任にジョンの元同僚のカール・ジェンキンスが加入。フリージャズ色が薄れてフージョンサウンドに向かい、聴きやすくなりました。

カールはピアノも弾くので、マイクとのツインキーボード状態にもなり、時折幻想的な世界にもなります。

カールが書いたジャズ風の曲は、短い同じフレーズの繰り返しをバックにキーボードや管楽器がインプロ的な演奏を奏でます。ジョンが変化に富んだドラムさばきをするのであまり単調さは感じませんが曲の広後半になってくると「もうそろそろ違う展開やってよ」という気になります。

バンドの方向性の転換によって自分好みのベースプレイができないことに物足りなさを感じたヒューが脱退。

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Seven

ヒューの後任として、ロイ・バビントンが参加。彼もニュークリアス出身で、4人メンバー中3名がニュークリアスという状態になりました。

細かく動くロイの指さばきでサウンドの躍動感が加わった感じがします。

A

Bundles

ソフト・マシーンのレコード・デビュー以降初のギタリストとしてアラン・ホールズワースが加入。

アランのギターを前面に出した、さわやかさすら感じるフージョンアルバムになっていて、聴きやすいです。

たまにキーボード主体の曲、管楽器主体の曲が入って、変化を与えています。

一方、これまでリード楽器としてがんばってきたマイクの存在感が薄れ、彼が書いた曲は2分にも満たない2つのみ。

アランも脱退。さすらった末の1978年に彼はU.K.の創設メンバーになりました。

A

Softs

アランの後任としてギターにジョン・ラサリッジを迎えた作品。

レコーディング途中でマイクが脱退したためにカールがキーボード専任に転向。管楽器にアラン・ウエイクマンが加入しました。

前作よりも、ちょいダークな感じがしてプログレ風味を感じます。ギターとキーボードと管楽器のバランスがちょうどよいです。

中盤の情感たっぷりのピアノ曲、幻想的なシンセ曲がいいアクセントになっています。

B

Alive and Well

1977年7月のパリ公演を収録

ベースはスティーヴ・クックに交代、バイオリンにリック・サンダースを迎えています(管楽器担当は不在)。

ジョンが弾く伸びのあるギターが心地よいです。カールの手によるテクノ風の曲も入っており、フュージョン一辺倒ではないです。

前半はとってもいいのですが、後半にあるテクノ風サウンドは単調で退屈に感じて残念。







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