S

The light

1曲目の15分組曲The Lightを聴いただけでバンドの実力がわかります。しんみりとしたピアノ弾き語りから始まり、シンフォニックサウンド、重厚なコーラスと目まぐるしく曲が展開していきます。かと言って難解さはなく、歌メロが親しみやすいので、とっつきやすいです。

他の曲も、緩急&動静のコントラストがついた大作に仕上がっています。

B

Beware of darkness

大阪出身のキーボード職人、奥本亮さんを新メンバーとして迎えた作品。

ジョージ・ハリソンの曲のプログレアレンジから始まります。イエスのSiberian Khatruを連想させるドラム&ベースに思わずニヤリとさせられます。

不思議なコーラスワークの曲、ハードパートとアコギのコントラストが心地よい曲、アコギソロ曲など、バラエティーに富んでいます。

アコースティックなサウンドが耳に馴染みます。前作に比べると衝撃度合いは少ないです。

A

The kindness of strangers

ギターのハードさが前に出て、パワフルさを感じます。

1曲目ではチェロなどのストリングセクションを入れて、これまでと一味違う味付けをしています。

ラストには10分超え曲を2連発。1発目のHarm's Wayは後半のスピードアップと盛り上がりにノックアウトされます。次のFlowは、ピアノ弾き語り調でしんみりと始まって前曲でのヒートアップを癒した後、どんどんと音数が増えてシンフォニックに展開するドラマッチクな組曲。

C

Day for night

短めな明るいプログレ・ポップ調の7曲に、6部構成の組曲が収録されています。プログレッシブ・ビートルズと言った感じです。

親しみやすいメロディーで、肩肘張らずに聴くことができます。プログレ度合いが少ないので、物足りなさを感じるかも。

S

V (2000年)

20分超大作の2曲はいずれも曲調が明るく、目まぐるしく変化する激しい曲の展開もあって、とても楽しめます。老舗バンドのサウンドに似た箇所もあり、思わずニヤリとしてしまいます。

これらに挟まれて、ハード系あり、超ポップありといろいろな曲調の曲が収録されており、全然聞き飽きることがありません。

A

Snow

色素欠損症で肌白のためにSnowと呼ばれた17歳の少年が田舎からニューヨークに出てきてから体験することを綴った小説的アルバム。

小説的アルバムの代表作、Pink FloydのThe WallやGenesisのLamsに匹敵する傑作と言ってもいいです。

なお、一般的に小説的アルバムは、暗い感じのものが多いのですが、この作品は明るい曲調のものが多く、非常に聴きやすいです。

C

Feel euphoria (2003年)

Neal Morseが突如脱退し、4人編成で再出発した作品。

新生SBとして前作までとの違いを出そうと考えたのか、ポップ好きなNealがいなくなったためかポップさが消え、ゴリゴリとしたハードな曲が収録されています。

B

Octane (2005年)

ジェネシスのWatcher of the Skyを彷彿とさせるメロトロン・サウンドでオープニング。

スリリング曲、アコギ曲、ハード曲、バラード曲がバランスよく、絶妙な曲順で流れていきます。

親しみやすいメロディーラインで耳馴染みがよいです。

?

Spock's beard

17分間の大組曲を含む、入魂作品。

B

X (2010年)

15分超の組曲2つを擁した作品。

甘さを廃した辛口のサウンドが多いです。ヘビーなサウンドが好きな方はビンビンくるでしょうが、私としてはもうちょっと親しみやすいメロディーが欲しい気がしました。

ラストの組曲はオーケストラ的サウンドを取り入れた大シンフォニックが展開します。

A

Brief Nocturnes & Dreamless Sleep

オリジナルメンバーのニック・ドヴァジリオの脱退を受けて、新ボーカリストのテッド・レオナルドを迎えて作成された作品。ライブ時のサポートメンバーだったジミー・キーガンが正式メンバーとなり、気合十分のパンチのあるドラムを叩いています。

憂いを帯びた、広がりのあるシンフォニックサウンドが展開されています。クライマックスのSomething Very Strangeの複雑な展開とキーボードの入れ方のかっこいいことと言ったら!

この新作をひっさけげて2014年5月に初来日公演を果たしました。その様子はこちら

B

Live at Sea

2014年2月にあったThe Progressive Nation at Sea(豪華客船でカリブ海クルーズしながらプログレのライブを聴きまくろうというイベント)での演奏を収録。

Briefからの3曲と往年の名曲を3曲を演奏しています。JuneとThe Lightではニール・モーズが特別ゲストで参加し、大盛り上がりです。

CDのリリースはなく、彼らのサイトからのダウンロード販売のみ。

A

Oblivion Particle (2015年)

明るくスピード感のある曲からスタート。歌メロが耳なじみがよいので最初「プログレ度は今一つ?」と印象を持ちましたが、繰り返し聴いているうちにドラムの刻みが変化球だらけということに気付き、プログレ度がアップしました。

亮さんが奏でるハモンドオルガン&メロトロン風のサウンドが心地よく、随所で登場するコーラスワークも見事。

後半の2曲の複雑な展開にはほれぼれします。

適度なハードさ、ポップさ、シンフォニックさのバランスでとても聴きやすい作品です。

S

Don't try this at home

Day for nightツアー時のオランダのライブを収録した1枚、Vのレコーディング風景を収めた1枚、さらにお宝音源CD1枚の豪華3点セット。

ライブ盤は、まさにプログレ名曲集とも言える「おいしい曲」が目白押しです。和気藹々と演奏を楽しみながら、とんでもない技にびっくりしたり、ハーモニーの美しさに感動したりと飽きさせません。

彼らを始めて体験する人にもお勧めできる一作。







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