ヴォヤージ・オブ・ジ・アカライト(1975年) Voyage of the Acolyte ジェネシスの「ブロードウェイ」のツアー終了直後にレコーディングを開始した、タロットカードを題材にした作品。「ブロードウェイ」では自分らしいプレイをさせてもらえなかったうっぷんを晴らさんばかりに多様な曲を演奏しています。 前半はインスト曲が続きます。一曲目はスピード感があって目まぐるしく展開するジェットコースター的な曲。それに続く曲はフルートを活かして情感たっぷり。インストコーナーが終わった後は、スティーブが歌う曲。キャメルの「ムーンマッドネス」の収録曲かと疑うほど叙情的な世界が描かれています。フィル・コリンズが歌う曲に続けてラストはサリー・オールドフィールドのクリスタル・ボイスを最大限に活かした透明感のあるシンフォニックなサウンドで終了。 |
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プリーズ・ドント・タッチ(1978年) Please Don't Touch ジェネシスで自分の曲がなかなか採用されないことに不満を感じて脱退して作成した作品。 前半はボーカル曲中心で味のあるゲストボーカリストに歌わせています。1曲目と3曲目はカンサスのスティーブ・ウォルシュが元気いっぱいにポップな曲を歌い、5曲目はアメリカのフォーク界の重鎮リッチー・ヘブンスが渋い声でバラードを歌い上げます。後半はジャズ・シンガーのランディー・クロフォードが情感たっぷりと歌い上げた曲から切れ目なくインスト曲が続き、ラストは再びリッチーが渋い歌声でアルバムを閉めます。 あまりプログレ感はありませんが、一流ボーカリストの歌声は聞き応えあります。 スティーヴン・ウィルソンによるステレオリミックスや5.1chミックスを収録した2CD+DVDもあり。 |
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スペクトラル・モーニングス(1979年) Spectral Mornings 前2作の評判がよく、「コンサートをやってくれ!」という要望が高まったことからツアーバンドを結成。そのメンバーとレコーディングした作品。 1曲目はポップに始まりラストには華麗なギターソロが聴けます。2曲目はGenesisで聴くことができた12弦ギターの響きが美しいバラード。その後、中国風になったり、おちゃらけ風になったり、スペイン風になったりと数々の彩のある曲が収録されて、「思いつく限りのネタを盛り込みました」的な感じです。 ラスト1曲前のTigermothはスリリングなタッチで幕開けし、途中で遊園地のメリーゴーランド風に変わり、最後はアコギの響きにうっとりとするアルペジオで幕を閉じる展開が面白い曲。ラストのタイトル曲は、広がりのあるストリング風のキーボードをバックにスティーブが爽快感のあるギターを奏でます。 スティーヴン・ウィルソンによるステレオリミックスや5.1chミックスを収録した2CD+DVDもあり。 |
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ディフェクター(1980年) Defector 一曲目はダークな感じのするヘビーなリズムをバックにギターが鳴り響くインスト曲で、いきなりプログレしています。ここでグイッとハートをつかまされ、過去2作の冒頭を飾ったようなポップを挟み、再びドラマチックな展開のインスト曲に。4曲目はアコギの響きとハーモニーがとても美しい過去一番の出来だと思うバラード曲です。 その後、軽快なギター曲、ピアノ主体のシンフォニックな曲など心に響く曲が続き、ラストは昔の白黒映画で使われたような感じの独特の雰囲気を持った曲で終わります。 前作と同じメンバーで収録されたので曲調は似ていますが、曲順が巧みで一貫した流れがあるので、前作のような唐突感がなく耳に馴染みます。 1981年8月28日のレディング・フェスティバルライブ音源を収録したCDや5.1ch音源を収録したDVDとのセットもあり。 |
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キュアード(1981年) Cured アルバム制作とツアーの連続に息苦しさを感じたために、息抜きに妻の故郷のブラジルにしばらく滞在。そこで書いた曲を帰国後に弟のジョン、キーボードのニック・マグナスの3人だけでレコーディングしたもの。何と、ドラム・マシンにリズムを刻ませています。 レコード会社から「アメリカでヒットするシングル曲を出せ」という圧力がかかったため、スカッとさわやかな曲が収録されていて、プログレさは皆無です。 |
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ハイリー・ストラング(1982年) Highly Strung ツアーメンバーとして加入したドラマーのイアン・モズレー(のちにマリリオンに加入する)を迎えてレコーディングした作品。 前作と同様なポップな感じで始まり、「あー、またか…」と思わせます。後半になって展開が激しいギター・インスト曲、しんみり曲、シンフォニックな曲と続き、どうにかプログレの気配はあります。しかし、物足りないことには変わりなし。 |
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Premonitions 2015年に発売された10CD+4DVDのボックスセット。CD1〜4には「ヴォヤージ」から「ハイリー」の収録曲を押し込め、CD5〜8には1979年7月1日のイギリス、オックスフォード公演、同11月11日のロンドン公演、1981年8月28日のレディング・フェスティバルでの演奏を収録。 CD9と10にはそれぞれスティーヴン・ウィルソンの手による「プリーズ」と「スペクトラル」のリミックス音源を収録。 DVD1と2には、それぞれ「プリーズ」と「スペクトラル」の5.1chサラウンドリミックス音源、2chハイレゾリミックス音源を収録し、DVD3と4にはそれぞれ「ヴォヤージ」と「ディフェクター」のなんちゃって5.1ch音源を収録(マルチトラックテープが発見できなかったので、2ch音源をアップコンバートした)。 |
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ベイ・オブ・キングス(1983年) Bay of Kings クラシック・ギターをフィーチャーした作品。 シンプルな調べに心休まります。でも、同じような曲が延々と続くので、次第に飽きてきます。 スティーヴの弟が奏でるフルートがたまに入り、変化をつけているのは救いです。 |
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ティル・ウイ・ハヴ・フェイセス(1984年) Till We Have Faces 実験的なアルバムを作りたいという気持ちで、妻の故郷ブラジルでレコーディング。現地のミュージシャンを起用して、ラテン系の味付けが加わっています。 ハードロック風に始まるのに途中でラテンパーカッションが入って雰囲気が一変する曲、琴を導入して和風に始まるのにラテン調の曲、途中で短いストリングセクションが挟まるハード曲など、意外性のある曲が満載。プログレさはありません。 ラストはWhen You Wish upon a Starのインストがちょろっと流れるだけという不思議な構成で終了。 1986年に後述のGTRに参加。 |
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モーメンタム(1988年) Momentum 「ベイ・オブ・キングス」同様にクラシック・ギターをフィーチャーした作品。 GTRでの「売れ線」曲の演奏に違和感があったそうで、脱「売れ線」を目指したとのこと。 シンプルな調べに心休まります。でも、同じような曲が延々と続くので、次第に飽きてきます。 スティーヴの弟が奏でるフルートがたまに入り、変化をつけているのは救いです。 |
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タイム・ラプス Time Lapse 1981年11月と1990年10月の公演を収録したライブ盤。 |
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ギター・ノワール(1993年) Guitar Noir アフリカっぽいパーカッションをフィーチャーしたダークな感じがあるスリリング曲で幕開け。その雰囲気のまま、アフリカ的なリズムをバックに幻惑的なコーラスやギターが入る曲に続きます。前半はアコギが目立つゆったり系な曲が多く、静かに心にしみてきます。 後半は一転してロック&ポップになります。アルバムを通しての曲調のコントラストがナイス。 1997年にリマスターされた際に、曲順が思いっきり変更されました(上記レビューは初回盤へのコメントです)。 |
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ブルース・ウィズ・ア・フィーリング(1994年) Blues with a Feeling プログレ度は皆無。ブルース的な曲を収録したアルバム。 スティーヴの渋いギタープレイとブルースハープが聴け、彼の意外な一面を知ることができます。 とことんまで彼の世界を追求したいというマニア向け。 |
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ジェネシス・リヴィジテッド(1996年) Genesis Revisited ジョン・ウェットン、ビル・ブルフォード、トニー・レヴィンら豪華ゲストを迎えてジェネシス時代の曲をカバーした作品。 オーケストラをバックにしたFor Absent Friends、オルゴール風で始まるFirth of Fifthなど大胆にアレンジを変えた曲もあり、「あの曲はどのように料理されたのか?」と次の曲を聴くのにワクワク感があります。 ジェネシス在籍時代に作ったもののボツとなった曲や新曲も収録。 |
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TOKYOテープス The Tokyo Tapes ジョン・ウェットン、チェスター・トンプソン、イアン・マクドナルドなど豪華メンバーを率いた1996年12月の東京公演を収録したもの。 スティーヴのソロ曲に加え、ジェネシス、キング・クリムゾン、エイジアの曲までやるという曲目も豪華。 ジェネシスのサウンドを知り尽くしたトンプソンが確実なリズムを刻む中、ジョンがいつもながらの渋い声を披露し、イアンがフルートやサックスで曲に彩りを加える。聴き応えのある作品です。 |
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ア・ミッドサマー・ナイツ・ドリームス/真夏の夜の夢(1997年) A Midsummer Night's Dream ロイヤル・フィル・ハーモニックと共演したクラシック・ギター作品。 |
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ダークタウン(1999年) Darktown いきなりのズビビンとダークに鳴るベースの音に度肝を抜かれます。それをバックにスティーヴの縦横無尽なギターが炸裂。かなり衝撃的な曲です。 「ダーク」とタイトルにつけるだけあって、暗めのスリリングな曲が多くプログレ的満足度があります。 ラストはキング・クリムゾンのEpitaphを彷彿とさせるメロトロンをバックにスティーヴが語りかける神秘的な曲で厳かな雰囲気で終了します。 |
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フィードバック'86(2000年) Feedback 86 1986年に完成したものの、時流に合わないとみなされてどこのレコード会社からも発売してもらえずお蔵入りになっていた作品。 この時期は経済的に苦しく、ヒット狙いでGTRに挑戦した頃。プログレを封印してクリス・トンプソンの熱唱を主体にした純ロック&ポップなアルバムになっています。 ブライアン・メイがギターやボーカルを入れたノリノリな曲もあります。 |
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トゥ・ウォッチ・ザ・ストームズ (2003年) To Watch the Storms アコギ弾き語り曲で抒情的に始まって、サーカス風、ダンスソング風と出だしは脱プログレ曲が続きます。 「いまいちか」と思わせておいて、短い序章的なピアノ曲に続けて演奏されるMechanical Brideはキング・クリムゾンのPictures of a CityとLizardの雰囲気と展開を持つ一大プログレ曲となり度肝を抜かれます。そこからは、怒涛のプログレ曲のラッシュでグイっと引き込まれます。 ツアードラマーのゲイリー・オトゥールの手数が多いパワフルなドラムが曲を引き立てています。 |
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メタモルフェウス(2005年) Metamorpheus 急死した妻を死後の世界から連れ戻すためにオルペウスが冥府に向かうというギリシャ神話を題材にしたもの。 オーケストラをバックにスティーヴが優しさたっぷりのナイロンギターを奏でています。 ゆったりとした気持ちになれるクラシック音楽です。 |
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ワイルド・オーキッズ(2006年) Wild Orchids オーケストラをフィーチャーしたインスト曲からスタートし、プログレ感が一気にアップ。 そこからインド風味曲を挟んで、12弦ギターのアルペジオが生きているバラードに行く、流れは絶品。続く曲はラップ的ダンサンブルに始まり、映画音楽風に展開する面白い7分曲。 あふれ出るアイディアを詰め込みました的な、ロックの域におさまらないいろいろな味付けの曲が収録されていて楽しめます。 |
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トリビュート(2009年) Tribute スティーヴが影響を受けた、バッハ、セゴビア、バードなどの歴史的作曲家へのトリビュートとして作成されたアコースティックなアルバム。 ナイロンギター1本で、バッハ作の6曲を主体に演奏しています。 派手さはなく、静かにゆったりとした気持ちになりたい時にどうぞ。 |
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闇を抜けて(2009年) Out of the Tunnel's Mouth オルゴール的な音をバックにしんみりと歌うところからオープニングし、途中からどっしりとしたシンフォニック・サウンドに展開。いきなりのドラマチックです。2曲目はスペイン風のアコギプレイから泣きのギターが堪能できるスピーディーなセクションになだれこみ、3曲目のしんみりとしたバラードに流れるのは絶妙。ほっこりとした気持ちになった後は、スリリングな怒涛のインストパートに突入。ラストは中東風たっぷりの怪しげなサウンドで閉められます。 一曲一曲が起承転結のあるドラマチックな構成になっている分、アルバム全体としての盛り上がりという点では今一つな気がします。 ライヴ音源を収録したボーナスCDつきのものもあります。 |
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レールズ〜ライヴ・アンソロジー Live Rails 2009〜2010年のロンドン、パリ、ニューヨークでの公演からの音源を選抜して収録。 |
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幻影の彼方(2011年) Beyond the Shrouded Horizon 堂々さと美しさが同居したシンフォニック曲で幕開け。前作から起用した女性ボーカル、アマンダ・ラーマンの声が活きています。間髪入れずにギターソロが冴える濃厚な2曲目に入り、しんみりとくるアコギソロ曲に入るところは、音の濃度のコントラストにほれぼれします。 ラストは、ダークさとスリリングさに満ちた世界から始まり、スピード感あるハードなギターソロ、荘厳シンフォニックサウンドなど目まぐるしく展開する12分曲で終了。 全体的に派手さがなく、グサッと刺さる曲は少ないですが、叙情的な曲を聴いてゆったりとした気分になりたい時は最適。 |
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ジェネシス・リヴィジテッドII(2012年) Genesis Revisited II ジェネシス曲のセルフ・カバー第二弾(2CD)。 第一弾ではいじり過ぎな点がありましたが、今回は原曲に近いアレンジで仕上げています。とは言え、ボーカルの声質がピーターと異なるせいか原曲とは違う雰囲気が漂っています。とても聴きやすい作品です。 |
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ジェネシス・リヴィジテッド・ライヴ・アット・ハマースミス Genesis Revisited: Live at the Royal Albert Hall ジェネシス・リヴィジテッド・ツアーの2013年5月10日のハマースミス公演を完全収録。 リヴィジテッドIIのレコーディングに参加した者が続々と登場する豪華絢爛なライブです。 |
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ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール Genesis Revisited: Live at the Royal Albert Hall ジェネシス・リヴィジテッド・ツアーの2013年10月24日のロイヤル・アルバート・ホール公演を収録。 |
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ウルフライト〜月下の群狼(2015年) Wolflight 古代から続く、自由を求める終わりなき闘いをテーマに描いた作品。 狼の遠吠えに続く、シンフォニックでスピード感のある曲で幕開け。2曲目はさわやかなアコギ弾き語り風とドラマチックで濃厚なストリングセクションの対比が強烈。3曲目はキング・クリムゾンの「宮殿」を連想させるコーラスパートや泣きまくるギターをフィーチャーしていて聴きごたえあります。 大人数を集めた宗教儀式で流れそうな神々しい女性コーラスを取り入れたドラマチック曲の後はアコギソロを入れてコントラストでつけるなど全体を通じて緩急&起伏に富んでいます。 ハイレゾ5.1ch、2ch音源を収録したBlu-rayとの2枚組もあり。 |
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ザ・トタール・エクスペリエンス - ライヴ・イン・リヴァプール 2015 The Total Experience Live in Riverpool 2015年10月23日のイギリス、リヴァプール公演を収録。 前半は「ウルフ・ライト」の曲やソロ初期の名曲を熱演。後半はジェネシス曲のほぼ完全再現です。 私は日本公演に行きました。大満足でした。その興奮の様子はこちら。 CD2枚にコンサートを収録。日本盤には未発表音源を収録したボーナスCDがつき、輸入盤にはコンサートを完全収録したDVDとドキュメタリーやウルフ・ライトのプロモ動画を収録したDVDをセット。Blu-rayの単品もあります。 |
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ザ・ナイト・サイレン〜天空の美情(2017年) The Night Siren 1曲目から超濃厚プログレです。「静かな始まりだな」と思ったら、グングンとシンフォニックさが増して壮大曲になり、これだけで満腹になれます。 鳥が国境を超えて世界を飛び回るように、音楽が自由に世界をつなげていくことを描いたそうです。スティーヴがペルー、アイスランド、モロッコなどの諸国漫遊で手に入れた世界各国のユニークな弦楽器や木管楽器が使われていて、異国情緒がただようアレンジになっています。 しかし、さすがはスティーヴ。異国情緒に流されることなくしっかりと欧風プログレに融合させています。 詳しくはこちら。 ハイレゾ5.1ch、2ch音源を収録したBlu-rayとの2枚組もあり。 |
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ライヴ・イン・バーミンガム Wuthering Nights - Live in Birmingham 2017年5月1日のバーミンガム公演を収録。 ジェネシスの「静寂の嵐」40周年記念として、同作から多数演奏(完全再現ではない)。 |
Genesis Revisited Band & Orchestra Live At the Royal Festival Hall 2018年10月4日のロンドン公演を収録。オーケストラと共演しています。 |
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アット・ジ・エッジ・オブ・ライト〜光と闇の深淵(2019年) At The Edge Of Light 現代社会が抱える光と闇、そして、それに影響される様々な文化をテーマにしたアルバム。 長年の盟友キーボーディスト、ロジャー・キングが奏でる極上のシンフォニックなサウンドをバックに、スティーヴのギターが冴えています。 5曲目のThose Golden Wingsは、展開が目まぐるしいドラマチックな曲で圧倒されます。グイグイ来るプログレ曲の合間にポップな曲が入り、ほっと一息つける構成になっていて、アルバムを通して聴きやすいです。 5.1ch音源を収録したDVDとのセットもあり。 |
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Selling England By The Pound & Spectral Mornings: Live at Hammersmith 2019年11月29日のロンドン公演を収録。ジェネシスの「月影の騎士」を完全再現しています。 私は2022年7月9日の来日公演で「月影の騎士」完全再現を見ました。すごく充実していました(詳しくは私のブログをご覧ください)。 |
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紺碧の天空(2021年) Under A Mediterranean Sky 妻のジョーと共に地中海を旅してきたことからインスピレーションを得たアコースティック・アルバム。 ロジャーが奏でるオーケストラ・アレンジをバックに、アコギを弾いています。たまに弟ジョンが弾くフルートが入ります。 ゆったりとした気分になりたい時にはよし。でも、同じような曲が続くので次第に飽きてきます。 |
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サレンダー・オブ・サイレンス〜静寂の終焉(2021年) Surrender of Silence 「ザ・ナイト・サイレン」や「アット・ジ・エッジ・オブ・ライト」の流れを汲む、シンフォニックな濃厚プログレアルバムに仕上がっています。コロナ禍で作ったアルバムのせいなのか、前々作にあったポップな曲がなく、全体的にシリアスでダークな雰囲気があります。 コロナのせいで旅行が不可能な中、アルバムで世界旅行するという意図で作られ、ロシア風、アフリカンリズム曲、東アジア〜中東風のテイストを入れた曲も収録されています。 ハイレゾ5.1ch、2ch音源を収録したBlu-rayとの2枚組もあり。 |
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Genesis Revisited Live: Seconds Out & More 2021年9月24日のマンチェスター公演を収録。ジェネシスの「眩惑のスーパーライブ」を完全再現しています。 私は2022年7月9日の来日公演で「眩惑のスーパーライブ」再現を見ました。すごく充実していました(詳しくは私のブログをご覧ください)。 |
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Foxtrot At Fifty + Hackett Highlights: Live In Brighton 2022年10月9日のイギリス、ブライトン公演を収録。前半はソロ曲集で、後半にジェネシスの「フォックストロット」を完全再現しています。 |
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サーカスと夜鯨の秘話(2024年) The Circus and The Nightwhale 自伝的な要素も取り入れて、トラヴェラーという登場人物が辿る奇妙な体験を描いたストーリー性のある作品。 短めの曲を切れ目なく繋いでいて、シンフォニック、ハード、アコースティック、ジャズなど色とりどりにサウンドが変化していきます。前作までの超濃厚なシンフォニックなシンセサウンドは薄れ、スティーヴが弾きまくるギターが目立ちます。アクセント的に入るサックスもナイス。 ハイレゾ5.1ch、2ch音源を収録したBlu-rayとの2枚組もあり。 |