アメリカの経済を破綻させ、内部からの崩壊を目論むテロ組織ウマイヤ革命評議会(URC)の長アミールは、アメリカ国内外で時間差頻発テロを起こすことを決める。彼の命を受けたテロリストたちは、準備のためにブラジル、ロシアに飛ぶ。また、アミールは、最終作戦に参加するためにパキスタンを離れアメリカに潜入する。

一方、URCの動向を探っていたザ・キャンパスのジャック・ライアン・ジュニアは、傍受した電子メールを解読し、URCがテロを画策していることを察知する。ジャックは、電子メールの宛先に含まれていたシャシフ・ハディに着目し、彼の足取りを追う。ザ・キャンパスは、ブラジルで石油プラントを爆破事件を起こしたシャシフを追いつめ、彼を尋問することで、アミールがラスヴェガスに潜伏していることを知る。ラスヴェガスに向かったザ・キャンパスは、アミールの側近から、身の毛もよだつようなテロが行われようとしていることを知る。

原子爆弾を使用済み核燃料最終処分場で爆発させようとするアミールの目論みを打ち砕くために、ザ・キャンパスはヤッカ・マウンテンに向かうが、すでにアミールは最終処分場に潜入していた。


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●アミールの足取り

A: ペシャワール(パキスタン)

B: ドゥシャンベ(タジキスタン)

C: アシガバート(トルクメニスタン)

D: ヴォルゴグラード(ロシア)

E: サンクト・ペテルブルク(〃)

F: スンツヴァル(スウェーデン)

G: ガンター(カナダ)

H: ムース・ジョー(〃)

I: ラスヴェガス(アメリカ)


●ロシアでの活動

A: コラ湾 ヴィタリーの船の母港がある

B: マルレサレ岬 ムーサが灯台の発電機を盗む

C: アルハンゲリスク 発電機を乗せた飛行機が出発する

D: ノヴァヤ・ゼムリャ島西岸 アドナンが「船の墓場」から核燃料棒を盗む

赤線:ムーサが通ったルート

紫線:アドナンが通ったルート


●アメリカでのテロ

A: ヤッカ・マウンテン 使用済み核燃料最終処分場で原爆爆破未遂

B: ブレイディー 高校の水泳大会で手榴弾が爆発

C: スプリングフィールド 彫像の除幕式で爆発

D: ウォータールー 教会で地雷が爆発

E: ノーフォーク ローサンから塩素ガスが流出

赤線:ムーサが通ったルート

紫線:ウィーヴァーが通ったルート





ダッソー・ファルコン900
アミールがアメリカに乗って来る
UAZ-469
アフガンでドリスコルらを襲撃
CH-47 チヌーク
ドリスコルらを救出に向かう
EC-130
ドミニクとシャベスが核燃料最終処分場に向かう
GA-4 カスク
クッシュマン多用途車
ヤッカ・マウンテンでアミールが乗る。


「例の遊園地でのものだろう」(1巻:97ページ)

スペインにある遊園地ワールドパークをバスク人テロリストが占拠した際に、レインボーが出動し、事件を解決しました。(レインボー・シックス:2巻)

「結局MoHaとレストランのトイレで二人きりになり」(1巻:102ページ)

この顛末は、国際テロに描かれています。

「シャーロッツヴィルのショッピングモールでの無差別銃撃テロのさい」(1巻:104ページ)

この顛末は、国際テロに描かれています。

「アレフ・ラマン大統領警護官がこともあろうにライアン大統領の暗殺をたくらんで以来」(1巻:163ページ)

ラマンは、イスラム教の指導者ダリアイの命を受け、学生時代にアメリカに移住し、シークレットサービスに入り、ライアン大統領の警護官になりました。第二次湾岸戦争の際に、ダリアイの指令を受けて、大統領暗殺を行おうとしました。(合衆国崩壊

「あなたがシャベスと組んでルーマニアでやった仕事」(2巻:115ページ)

(私の記憶では、このようなシーンが描かれた作品はありません。探し出せたら更新します。)

「日本が喧嘩をふっかけてきたときのこと」(2巻:137ページ)

日本は、マリアナ諸島を占拠するにあたり、アメリカの視線をそらすために、ウォールストリートの株価取引記録システムを障害させたうえで株価を暴落させ、株式市場を混乱させました。(日米開戦

「ジョン・クラークが数分のうちに、テロリストの指を何本か折りながら正しい質問をして、”爆発”をふせいでしまった」(2巻:290ページ)

アメリカとソ連の冷戦状態を再燃させることを目論んだテロリストがアメリカで核爆弾を爆発させました。その核攻撃がソ連の仕業だと信じ込んだアメリカ大統領がソ連に対し報復攻撃をしようとした際、クラークが逃亡中のテロリストを発見し、「正しい質問」をして情報を引き出しました。(恐怖の総和:下巻)

「クラークの頭のなかにビリーという麻薬密売人の記憶がよみがえった」(4巻:319ページ)

クラークは、自分を失意の底から救ってくれた少女パムを惨殺した麻薬密売人たちに復讐を果たすために、彼らを追い詰め、殺害していきました。その際、クラークはビリーから麻薬密売組織の情報を聞き出すために、彼を高圧酸素室に閉じ込め尋問しました。(容赦なく:上巻)







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