情熱の赤い薔薇 (1985年) So Red the Rose 「セヴン&ザ・ラグド・タイガー」に伴うツアー終了後、「DD活動を休止して、新しいサウンドを追求しよか」という話になって、サイモンとニックがDDの耽美面を深掘りするバンドを結成。ドラムはロジャーに頼みました。 「ザ・80年代」というのがぴったりなサウンドで、単調なドラムの音が目立ちます。リズムだけ聴くとノリがいいような感じがしますが、ニックが弾く独特なフレーズとねっとりとしたサイモンの声がからむとノリが薄まり、中途半端な印象の曲が多いです。繰り返して聴くのはしんどい。 ゲスト・ミュージシャンとして、土屋昌巳、デヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)、アンディ・マッケイ(ロキシー・ミュージック)、ハービー・ハンコックなど大物が参加していますが、隠し味的な演奏に留まり存在感は薄いです。 |