アイルランド共和国軍(IRA)暫定派の現体制を崩壊させて自分の手中に収めようと考えたテロリストのオドネルは、アルスター解放軍(ULA)を結成しイギリス皇室へのテロを決行する。彼らはイギリス皇太子夫妻の誘拐を試みるが、襲撃の途中でアメリカからの観光客ジャック・ライアンに阻止される。

ULAのミラーは、アメリカのアイルランド人社会からIRAへの活動資金流入を断つことでIRAを窮地に追い込むため、アメリカでテロ活動を行い、その責任をIRAになすりつけようと考える。彼らはアメリカに帰ったライアン一家を標的にし、ジャックの妻と子供に瀕死の重傷を負わせる。

ジャックは家族を狙ったテロリストを追い詰めるべく、FBI、CIA、ロンドン警視庁の協力を得ながら、ULAの正体の解明にとりかかる。

一方、ULAはイギリス皇太子がアメリカ訪問の際にライアンの家を訪れるという情報を入手し、ライアン家を襲撃することを計画する。


画像をクリックすると本を購入できます。



●チェサピーク湾周辺

A: ボルチモア
ジョンズ・ホプキンズ大学がある

B: ワシントン
アメリカの首都

C: アナポリス
海軍兵学校がある

D: セブンリバー橋
ULAに襲撃されたキャシーの車が激突


●アナポリス市街(アメリカ海軍兵学校周辺)





イギリス王室のページから引用しました。

チャールズ皇太子
ダイアナ皇太子妃

エリザベス女王

エジンバラ公


バッキンガム宮殿



本作品は1992年に「パトリオット・ゲーム」というタイトルで映画化されました。

ジャック・ライアン役はハリソン・フォード、オドネル役はパトリック・バーギンでした。

テロリストがライアンを狙う動機が違いますが(弟を殺された復讐のため)、大筋は同じです。クライマックスでは小説にはないモーターボートのチェイスシーンがあり迫力満点でした。







ジャック・ライアン
(ハリソン・フォード)

キャシー・ライアン
(アン・アーチャー)

ショーン・ミラー
(ショーン・ビーン)

ケヴィン・オドネル
(パトリック・バーギン)



北アイルランド問題







Copyright shig-sak